第0次スーパーロボット大戦A アクセル・アルマー
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の会話を思い出しながら伝え話を続けた。
「……ならこの世界でのレモンは産まれて来なかったみたいだな、ではラミア、お前の世界にエクセレンはいるのか?」
「いえ、レモン様にそのようなデータはないでありますでしょう」
「そうか」
アクセルは興味がなさそうにした。どうせ自分が知っているレモンはいない。
「平行世界だからな、どっちがいない世界どうしがぶつかったのだろ」
アクセルはそう考えて話を再開させた。
そして、俺はここでシャドウミラー司令官ヴィンデル、当時は大尉だったがな。この戦争で出会った。
「君がアクセル・アルマーか」
当時のヴィンデルはエリートコースで正義感の強い軍人だった。何故あのようになったのかはあとで話そう。
「この作戦でこの隊の指揮を執ることになった、ヴィンデル大尉だ」
「そうか、では精々間抜けな指揮をしないように気をつけろ」
「……全くレモン博士からは口が悪いと聞いていたが……」
そして、この出会いが俺をシャドウミラーへと入る切っ掛けになったのだから、人生とはわからんもんだ、こいつがな
「では、もうすぐで始まる。それまでゆっくりしていてくれ」
そう言うとヴィンデルも自分の機体の調整を始めた。俺も機体の調整だ。この機体に乗ったのはつい数日前だったしな、ここにいること事態ありえなかったが、地球連邦はそんなパイロットもださなくてはいけないほどパイロット不足だった。確かに先、力は残しているといったが、所詮それは上層部を護るほどの力だったからな。
こうして俺はインスペクターと闘い多くの犠牲を払いながらも苦しくも勝ち取った。そして不思議なことに俺は一つの高揚感を覚えていった。生きていると感じていた。皮肉な話だ。かつて、死に場所を探して闘ってきた俺が闘いの中で生を見出したのだから。まさしく死中の中にこそ生がありと感じたもんだ、これがな。
この闘いで地球連邦の体制は大きく変わった。前々から外宇宙からの攻撃に備えるべきだと言っていた、ビアン・ゾルダーク率いDCが力を伸ばしていき、その中の「インスペクター事件」を利用して、地球連邦軍の有力将校であるジャミトフ・ハイマンが結成した地球連邦軍精鋭部隊ティターンズ。「地球圏の治安維持」、中でも最も重要な「インスペクター残党の掃討」を名目上の目的として作られた部隊だったが、その実態はスペースコロニーに対する毒ガス攻撃、月へのコロニー落とし、民間のコロニーに向けてコロニーレーザーを試射するなど、その暴虐な振る舞いは数えきれん、そしてその反地球連邦エゥーゴが作られて、地球連邦の内乱にまで発した。そして一枚岩かと思われたジオンもザビ家と言うかつてシャア総帥の親を殺害し、実権を握っていた一家の生き残りとの内乱で力をどんどん失っていった。
平和になった途端に誰もが、醜い争いを始め
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ