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エネミーワールド
2章 これが「異能者、無能者の会」
第十二話「再びお騒がせ」
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たので幸いである。僕はそのままベッドに倒れこむ。

シャイン
「疲れたぁ…。」

はぁ…今日は色々あったけど…まぁ一件落着ってことかな?メルの機嫌も治ってるみたいだし…置いて行っちまった部の奴らには悪いけど…明日、謝ろう。今日は疲れたよ。色々なことがありすぎて…。はぁ…。






翌日_______。

今日は、土曜日…よって学校はない。
しかし部活は当然のように行われる。ぶっちゃけ行きたくない。何故か?それは眠いからだ。
人間誰だって眠ければやる気なんて起こるわけもない。

シャイン
「だっりぃー。」

頭を掻き回して僕は学校へと向かう。もちろん朝飯は食っていない。というより食えない。なぜなら…その部活とやらは朝の5:00かららしい…。当然校門なんて開いているはずもない。

シャイン
「ふぁ〜ぁ…。」

ユウタ
「ぁ、先輩…。おはようございます。にしても眠そうですね。」

学校の前へと着くが、僕の目の前にはユウタ一人…。校門は…当然開いてなどいない。ありえないのだ。それより…僕は異常にまで怒っている。

シャイン
「当たり前だよ?なんだよ、一体全体?なんでこんな朝っぱらから部活なんだよ?」

ユウタ
「そんなの知りませんよ。」

シャイン
「はぁ…。じゃあ一体なんで…。」

部活の時間帯に頭を悩ませる僕だが…どうやらユウタも時間帯に不服があるようにも見える。

ユウタ
「はぁ…にしても…本当に5:00からなんですか?」

シャイン
「らしいけどな。どうも嘘っぽい。」

ユウタ
「はぁ…つまり俺らは釣られたと?そういうことですね。」

二人して深いため息をつき、それぞれ自宅へと帰ろうとした時、聞き覚えのある声が耳に伝わる。

国語の教師
「おーい、お前らー。待つんだァ?」

ぁ、マジすか。帰ってきたんですか。アハハ…。うん、この人の仕業ね。わかったわかった。

ユウタ
「ぁー。先輩。なんか変な奴来ましたよ。」

シャイン
「ぁー。本当だ。変質者だな。そんな変な人には…」

僕は迫り来る先生に怒りの篭った右拳で光速の一撃をぶちかます。その白く輝く僕の右拳は見事に先生の正中線に潜り込んだ。

ジュドーンッ?

シャイン
「お仕置きが必要…」

シューッ…と煙が漂う。しかしその煙がやがて止む時、僕は恐ろしい体験をする。

シャイン
「ぇ?え?え?」

国語の教師
「ん、何々?お仕置き?」

わけがわからない。全力の突きを、先生は片手で受け止めていた。僕にはとても信じがたいことだった。僕の能力ならいともたやすく、鉄柱なんて木っ端微塵に吹っ飛ばせる力なのに…。この人は…本当に無能者なのか!?

シャイン

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