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緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
3弾 拳銃、刀、徒手格闘
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このスキに俺は、とにかく一目散に逃げることにした。
アリアは常人離れした戦闘力を持っている。だが、今は怒りと
羞恥心
(
しゅうちしん
)
で冷静さを欠いている状態だ。
対する俺は、
強襲科
(
アサルト
)
にいた頃はGenius――――『天才』とまで呼ばれていたんだ。
冷静さを欠いた武偵1人くらいからなら、余裕で逃げ切れるさ――――
そう思いながら俺は、背中で、彼女の捨てゼリフを聞き流すのだった。
「この
卑怯者
(
ひきょうもの
)
! でっかい風穴――――あけてやるんだからぁ!」
それが俺、
薬師丸
(
やくしまる
)
ミズキと。
後に『
緋弾
(
ひだん
)
のアリア』として世界中の犯罪者を
震
(
ふる
)
え上がらせる
鬼
(
おに
)
武偵
(
ぶてい
)
、
神崎
(
かんざき
)
・H・アリアの……
硝煙
(
しょうえん
)
のニオイにまみれた、最低最悪の、出会いだった。
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