暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
3弾 拳銃、刀、徒手格闘
[1/4]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
主機関が壊れ停止したセグウェイたちを宣言通り
解体
(
バラ
)
してから、俺は体育倉庫に戻った。
中ではアリアが、なぜだか跳び箱に入り直していた。
跳び箱から上半身を出した状態で、「今、私の目の前で何が起きたの?」という顔をしている。
そして俺と目が合うと、ぎろ! と
睨
(
にら
)
み目になって、モグラ
叩
(
たた
)
きみたいに跳び箱の中へ引っ込んでしまった。
……何だ。
何でか怒っているようだ。
「――――お、恩になんて着ないわよ。あんなオモチャぐらい、あたし一人でも何とかできた。これは本当よ。本当の本当」
強がりながらアリアは、ゴソゴソ。何やら跳び箱の中でうごめく。
どうやら服の乱れを直しているらしい。
だが……それは少し難しいだろう。さっきお姫様抱っこしている際に気付いたが、アリアのスカートは最初の爆風のせいか、ホックが壊れてしまっていた。
「そ、それに、今のでさっきの件をうやむやにしようったって、そうはいかないから!あれは
強制猥褻
(
きょうせいわいせつ
)
! れっきとした犯罪よ!」
と、アリアは跳び箱の指を突っ込む穴から
紅
(
あか
)
い
瞳
(
ひとみ
)
でこっちを睨んでくる。
「さっきも言った気がするが、それは誤解なんだよ」
別にこのまま放っておいてもいいのだが、女の子をスカートの壊れたままにしておく訳にもいかないので、俺は――――シュルッ……と。
ズボンの留めるベルトを外して、跳び箱に投げ入れてやった。
「あれは不可抗力ってやつだ。断じて故意じゃない」
「あ、あれが不可抗力ですって!?」
アリアは跳び箱の中から、俺のベルトで留めたスカートを押さえつつヒラリと出てきた。
ふわ。見るからに身軽そうな体が、俺の正面に降り立つ。
え?
立ったのか? それで?
というぐらい、やはりアリアはちっこかった。ツインテールを留めているツノみたいな髪飾りで上乗せしても、145、ないだろう。
「ハ、ハッキリと……あんた……!」
ぶわああぁ。
アリアは言いながら
睨
(
にら
)
み目になり、真っ赤になっている。
ぎゅう、と
拳
(
こぶし
)
も握りしめている。
そして、わわ、わわ、わ。ローズピンクの唇を
震
(
ふる
)
わせてから、がいん! 言葉を発する勢いづけのためか床を踏みつけた。
「あ、あたしが気絶してるスキに、ふ、服を、ぬ、ぬぬ、脱がそうとしてたじゃないっ!」
そんなに恥ずかしいなら言うなよ。あと、俺は別に脱がそうとしていたわけじゃない。
「そ、そそ、それに、む、むむむ」
がいん!
また床を踏んだ。床になんか恨みでもあんのか?
「胸、見てたぁあああっ! これは事実!
強猥
(
きょうわい
)
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ