第2章
戦闘校舎のフェニックス
第44話 修行始めました!
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できた。
「ガハッ!?」
そして、明日夏の一振りで思いっきり吹っ飛ばされた。
「ほら、どんどんいくぞ!!」
明日夏は次々と木刀を振ってきた。
俺は避けようとするが、なかなか避けれないでいた。
「木場が言ってただろ、視野を広げて相手を見ろと。相手の挙動や視線、武器の特徴からある程度予測をたてろ。それだけでも大分避けやすくなるはずだ」
俺は明日夏の言う通り、明日夏の動きをよく見て、何回か明日夏の攻撃を避けれる様になっていた。
「大分動きが良くなってきたな。じゃ、ギアを一段階すっ飛ばして二段階上げるぞ」
「イイィィィィィッ!!!!!!!!」
明日夏も鬼であった。
「レッスン6」
今度は魔力を使っての料理であった。
「もちろんできる範囲で構わないわ。じゃ、頑張ってね」
そう言って、部長はキッチンから出ていった。
「お湯さん、沸いてください」
アーシアは鍋の水に手をかざして魔力を放出すると、お湯は見事に沸騰した。
(…やっぱりアーシアは魔力の才能があるなぁ…)
一方の俺は朱乃さんの授業じゃあ、結局米粒程度の魔力を出すのが精々であった。
(それにしても、朱乃さんのおっぱいはなかなかの物立ったなぁ)
服の上からでも分かるほど見事なおっぱいであった。
なんて、エロ思考になりながらタマネギを手に取った瞬間、タマネギの皮だけが見事に弾けた。
俺はジャガイモを手に取り、もう一度朱乃さんのおっぱいを思い浮かべると、これまた見事にジャガイモの皮が勝手にシュルリと剥けてしまった。
「へえ、ジャガイモも楽勝じゃん」
「スゴいですッ!!イッセーさんッ!!」
「へへ」
俺はふと朱乃さんと小猫ちゃんの言葉を思い出す。
「魔力の源流はイメージ。とにかく頭に浮かんだ物を具現化する事が大事なのです」
「…エッチなところ」
俺は次々と野菜の皮を剥いていく。
「そうか!!これは!!もしかして!!俺は無敵になれるかも!!」
そうだ、俺の考えを実現できれば、俺は無敵になれるかもしれない。
「イッセーさん」
「ん?」
「これ?どうするんでしょう?」
「あ」
調子に乗って皮を剥きすぎたせいでキッチン内に皮が散乱していた。
「なんかスゴい事になってるな」
「わ〜、スゴ〜い」
そこに明日夏と鶇さんが現れた。
「この短時間でこれだけの皮をどうやって剥いたんだ?しかも、皮に実が一切付いてねえな」
「イッセーさんがやったんですよ!!スゴいですよ!!」
「わ〜、イッセー君スゴ〜い」
アーシアと鶇さんが絶賛する中、明日夏は微妙な顔をしていた。
「…まあ、俺の考えが外れる事を祈るよ…」
どうやら明日夏は俺の考えに気付いているようだった。
これも付き合いの長さによる賜物かな。
「とりあえず、あと魔力でできる事が無いのなら、後は
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