反董卓の章
第1話 「お、おのれぇ! 劉虞! 許さん!」
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
つ友誼も結んでいる。敵対しなければよし、ということだな』
そうですね……あとは袁術ですか。
『そちらは、あの張勲の取り巻きあたりから誘導すれば簡単だな。それで孫策も動かせる』
では、問題ないですね。
『そういえば……公孫賛の仕込みはどうだ?』
ああ、あちらですか。
劉虞をうまく傀儡にできていますから、大丈夫ですよ。
公孫賛にとっては地獄でしょうけどね。
『史実の劉虞は善人だったのだがな……まあ、この世界の公孫賛では、奴を殺せんか』
史実の公孫?と違って、こちらの公孫賛には野心がありませんからね。
でしたら、配役を変えるしかありません。
『まあ、北郷との約束もある。うまいこと誘導してやれ』
そうですね……彼にとっては、不本意な内容になりそうですが。
『そこまで面倒見てやる義理はない。奴の指示した結果は、奴自身が責を負うべきだろう』
彼が言ったのは、方針だけですがね。
手段をこちら任せにしたのが、彼の不手際というわけですか。
……貴方は北郷盾二に対して、優しいのか厳しいのかわかりませんねぇ。
『……ふん。所詮は道具だ……………………そう思わねばならない。お前もわかっているはずだ』
…………情が移りすぎますか。
まあ、そうですね。
『ともかく、こちらは宮廷内の調整にとりかかる。お前は、連合結成のための行動に移れ』
了解です。
まあ、こういう陰謀は大得意ですから、おまかせを。
『心配はしていない。が………………手を抜くなよ』
…………念話が切れましたか。
心配症ですねぇ。
まあ、今回は北郷盾二……いえ、劉備軍に有利になる恐れがありますし。
細部は詰めないといけませんが……
とりあえず『種』を蒔きましたし、それがどうなるかですね。
うまく『種』が、彼を暴走させてくれるように暗示をかけておかねば……
さて……彼にとっても、我々にとっても正念場。
うまく踊ってくださいよ……
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ