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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
反董卓の章
第1話  「お、おのれぇ! 劉虞! 許さん!」
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つ友誼も結んでいる。敵対しなければよし、ということだな』

 そうですね……あとは袁術ですか。

『そちらは、あの張勲の取り巻きあたりから誘導すれば簡単だな。それで孫策も動かせる』

 では、問題ないですね。

『そういえば……公孫賛の仕込みはどうだ?』

 ああ、あちらですか。
 劉虞をうまく傀儡にできていますから、大丈夫ですよ。
 公孫賛にとっては地獄でしょうけどね。

『史実の劉虞は善人だったのだがな……まあ、この世界の公孫賛では、奴を殺せんか』

 史実の公孫?と違って、こちらの公孫賛には野心がありませんからね。
 でしたら、配役を変えるしかありません。

『まあ、北郷との約束もある。うまいこと誘導してやれ』

 そうですね……彼にとっては、不本意な内容になりそうですが。

『そこまで面倒見てやる義理はない。奴の指示した結果は、奴自身が責を負うべきだろう』

 彼が言ったのは、方針だけですがね。
 手段をこちら任せにしたのが、彼の不手際というわけですか。

 ……貴方は北郷盾二に対して、優しいのか厳しいのかわかりませんねぇ。

『……ふん。所詮は道具だ……………………そう思わねばならない。お前もわかっているはずだ』

 …………情が移りすぎますか。
 まあ、そうですね。

『ともかく、こちらは宮廷内の調整にとりかかる。お前は、連合結成のための行動に移れ』

 了解です。
 まあ、こういう陰謀は大得意ですから、おまかせを。

『心配はしていない。が………………手を抜くなよ』

 …………念話が切れましたか。

 心配症ですねぇ。
 まあ、今回は北郷盾二……いえ、劉備軍に有利になる恐れがありますし。
 細部は詰めないといけませんが……

 とりあえず『種』を蒔きましたし、それがどうなるかですね。
 うまく『種』が、彼を暴走させてくれるように暗示をかけておかねば……

 さて……彼にとっても、我々にとっても正念場。
 うまく踊ってくださいよ……

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