暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトスの世界にうまれて
ルームメイトは緑髪の眼鏡っ娘 その一
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斑先生の怒りの声が教室内に響き渡る。
今日から俺がお世話になる一年一組の担任教師、織斑千冬先生。
織斑一夏の実の姉。 すらりとした長身。
よく鍛え上げられているが過肉厚ではないボディライン――というくだりが原作にはあったと思うが、弟の織斑一夏ならいざ知らず、俺じゃ織斑先生の身体なんて確認出来ないからな、そうなんだろうと思うことにする。
今日はというか今日もというか、黒いスーツにタイトスカートといういでたちだ。
一方その頃山田先生はというと、どうやら現実と隔絶された世界に旅立ったようで、身体をくねらせながら俺には聞こえない声でぶつぶつと何かを呟いていた。
どうやら妄想の渦に身を委ねているらしい。

「山田君」

織斑先生は落ちついた声で呼ぶが、まだ妄想の世界から戻って来ないようだ。
織斑先生はもう一度声をかける。

「山田君」

今度はさっきより少し強めの声。
その声にようやく妄想の世界から現実の世界へと戻ってきた山田先生。

「あ、あっ、はい。何でしょう、織斑先生。授業ですか?」

「いや、山田君。転校生の自己紹介がまだ終わっていない。ベインズ、とっとと自己紹介を始めろ」

「了解。イギリスから来ました。アーサー・ベインズです、よろしく」

俺の自己紹介が終わると、織斑先生は次の転校生にも促す。
「シャルル・デュノアです――」

フランスから来た転校生。
本当の名前はシャルロット・デュノア。
フランスのIS開発メーカーのであるデュノア社のお嬢様。
華奢な身体に中性的な顔立ち。
背中まである金色の髪は首のあたりでまとめている。
今は男子の制服を着て、礼儀正しく、折り目正しく、物腰柔らかな金髪男子。
笑った顔も爽やかだ。
つまり、今の彼女は男装の麗人というやつだ。
何でこんなことをしているのかと言えば、表向きの理由は織斑一夏と専用ISの情報を集めるって事じゃなかったか? 確か。
流石にさっき怒られたのでクラスの女子たちは騒ぐ事はなかったがそれでも「男子が、このクラスに三人も」とか「地球に産まれて良かった」なんてことを言っている。
三人のうち一人は女子だけどな、と俺は心の中でツッコミを入れていた。

「皆さん。まだ自己紹介は終わってませんから〜」

と山田先生の声。
最後は織斑先生がドイツにいた頃の教え子。
ドイツから来た転校生、これが三人目だ。
銀髪を腰のあたりまでのばし、背丈はシャルル・デュノアとさほどかわらない女子。
右目は赤色、左目は金色のオッドアイ。
本物の軍人でIS配備特殊部隊、黒うさぎ隊隊長、階級は少佐。
特徴的なのは女子なのにスカートじゃ
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