暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第4話 父親がそうなら、母親も・・・ねえ?
[3/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
・その・・・」
うん?動かないんだったら、そんなに隠すようなことじゃないんじゃないのか?
「なんて言ったらいいのかな・・・ええっと・・・夕華さんは、ねえ・・・」
・・・・・・なんとなーくだが、ヤバイ事をしてたというのは伝わってきた。
「もしかして・・・人には言えない仕事をしてたんですか?」
「い、いや!そんなことはないんだが・・・・・・う〜ん・・・・・・・・・土木関連で働く人たちをまとめる役割をしていた、と言ったら察してくれるかな?」
・・・・・・ああ、なるほど、893な人たちのボスですね、わかります。
「大体わかりました・・・もう大丈夫です」
「そ、そうか。それならよかったんだ」
いや、よくはないですよ?
一応あなたの目の前にいるの、893な人たちをまとめてたボスの息子ですからね?
あ、もしかしたら、跡取りとかの問題も、そのままにしてるんじゃ・・・
「マジかぁ・・・」
さて、今日一日でわかったこと(人間関係編)を、みなさんに分かりやすく説明してみよう。
其の一、俺は情報屋な父と893な人たちのボスな母の間に生まれた息子である。
其のニ、俺の両親は半年前に他界、俺自身もそのショックで記憶を失っている『設定』になっている。
其の三、両親が他界してから、俺の面倒はかの戦闘民族『高町』の皆さんが見てくださっている。
と、まあこんなところだが・・・
「(俺、転生しても平和に暮らせないのかな・・・)」
士郎さんに会ったあたりから薄々気がついていたけど・・・俺、どんなに頑張ったところで平和に暮らせそうにないです。
いや、だってそうでしょ?両親と親戚、どっちもブラックな世界の住人で、尚且つそこの娘さんがこれから『魔法』なんてとんでもないものに関わっていくんだよ?
そんな人たちの近くにいる俺に、何も起きないなんていう奇跡、あるわけないよね?
「俺、なんで記憶を失っちゃったんだろうな・・・」
「あははは・・・・・・」
桃子さんの苦笑いが、今だけはとても重〜く感じた。・・・いざって時は、この人たちに頼れば、いいよな?
最早自分一人でどうにかして生きることを諦めた俺は新たに、周りの人達を頼りながら生きていく決意を固めたのであった。
それは、転生してわずか六時間後のできごとであったそうな。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ