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魔法少女リリカルなのはSCARLET 〜紅い狼の伝説〜
第4話 父親がそうなら、母親も・・・ねえ?
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局どうなんだい?」
「ああ、あれですか。別にたいしたことないですよ。マンガのキャラの戦い方を真似てみただけですし」
うん、俺は間違ったことは言っていないぞ。
確かにあの戦い方はFateをじっくりと見て、俺が練習して完成させたものだし。
「マンガのキャラクター?」
「ええ。バトルが多いアニメとかマンガとか読んで、それの動きを真似てみただけなんです。体捌きとかも、アニメを見ながら練習したりして、それっぽく動いてみただけですよ」
「・・・・・・」
うん、信憑性ゼロだね!
ただアニメの真似をしただけで恭也さんとまともに戦えるわけないものね!
でも本当だよ?これが俺が転生する前から出来た自慢できることの一つだから!
「まあ司君が言うなら、そうなのだろう。いやぁ、見事だったよ。少し見ない間に、よく成長したものだ」
あら?疑わないの?まあ、それならそれで好都合だけど・・・
「いえいえ、それほどでも」
「しかし、だ」
俺が謙遜すると、士郎さんは何か納得できない様子で言った。
「あんな無茶をする戦い方は、あまり勧められないな。君はまだ子供なんだから、あんな風にわざと隙を作ったりすれば、それが大怪我にもつながる。体が出来上がるまでは、あんな戦い方は二度としないように。わかったね?」
やはりさっきの戦い方は見逃せなかったらしい。
まあ実際、俺もあんな戦い方、滅多にしないんだけどな。
「わかりました。次からは気をつけます」
「ん、ならいいんだ」
俺の言葉を聞いて、士郎さんはようやく納得したようだ。
恭也さんも納得したらしく、うんうんと頷いてるけど・・・本当に信用してるの?
「それにしても、あんな無茶をするようになるとは・・・・・・司君も、夕華さんに似てきたのかな?」
「夕華さん・・・・・・」
そんな名前は聞いたことがないけど・・・いや待てよ、確か、家で俺の親について調べてる時に、そんな名前を見たような・・・あっ!
「夕華さん・・・俺の母親に、ですか?」
「そうそう。司君に似て夕華さんも、仕事場じゃあよく無茶をしていたからなぁ」
『紅神夕華』、俺の母親で、紅神達也と結婚した、と神様が設定している俺の家族。
だがあのじいさんのことだ。
きっと俺の母親も、なにかとんでもない仕事をしていたに違いない!
「あの・・・母さんは、どんな仕事をしてたんですか?」
「いや、夕華さん自身はあまり仕事で動かないんだけどね・・
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