第九話 カイザーナックル争奪!トーナメント開催
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澪は自分の推理を述べた。
「恐らく・・・奴らこの戦いを見世物にしようとしてんでしょ?」
「何で?」
「聖闘士の敗北を世間に知らしめようとしてるんでしょ・・・そうすれば聖闘士も動くと思って・・・もしくはカイザーナックルに何かしらの事があるか・・・」
聖闘士とは無縁の個人的な理由で動いている大河。当然聖闘士からの援護は来ない。
「ちきしょう!舐めた事しやがって!」
拳をバチンと叩き付け岩鉄も怒りをあらわにする。
すると黒いスーツを羽織った男が大河達の前に現れた。
「ようこそ・・・高嶺大河様ですね」
「あんたは?」
「あなた達の案内人です・・・受け付けはこちらでどうぞ」
案内人に受付まで連れてこられるとチーム式のトーナメントで構成されいることを説明され1チームは補欠込みで6人までなら誰でも参加できるというルールであった。
「わかった・・・俺一人で出る!」
大河は一人で選手登録するが岩鉄が止めた。
「ちょっと待てよ!一人で出るつもりか?」
「そうですね・・・あなた一人で3勝しないといけない事になりますが・・・」
受付の女性に言われて岩鉄が手を上げた。
「俺も出るぜ!闇闘士に舐められてたまるかってんだ!」
「あんた海闘士でしょ・・・ややこしくなるから止めなさいって・・・それに闇闘士同士でもカイザーナックルを手にする為に戦うんでしょ・・・」
思いっきり暴れる岩鉄を抑える澪。
兎に角選手登録を済ませると大河は早速控室に案内された。
念入りに柔軟をし戦いに備える大河。そして澪が呟いた。
「それにしてもあんた・・・」
「ん?髪のびたわね」
澪に言われて気付いた大河。自分の髪がぼさぼさに伸びている事に・・・
「そういえば・・・パライストラやら何やらで最近全然散髪してないからなぁ」
「おめえそれじゃ男がすたるぜ」
岩鉄にも言われてポリポリと頬をかく大河。すると澪が・・・
「折角の舞台だし・・・切ってあげる」
「よろしく」
そう言って試合前に澪が大河の散髪をした。適当に切っていき調節して仕上がった髪を見て唖然とする澪と岩鉄。
「ん?どうしたミヨ?鉄?」
「い!・・・いや・・・」
「マジかよ」
髪の毛が酷い事になっていると感じた大河が慌てて鏡を見るが、特に目茶目茶になっているという訳ではなかった。むしろスッキリしている。
「何だ普通じゃねえか・・・じゃあ・・・リングに行ってるぜ」
唖然としている澪と岩鉄を余所に控室を出る大河。すると澪は内に秘めた事を言った。
「・・・高嶺竜児そっくり」
「ああ・・・」
散髪で竜児そっくりの容姿となった大河を追いかける澪と
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