暁 〜小説投稿サイト〜
〜白と碧の翡翠〜
第3話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
ない。
ラストアタックを一人で全て貰っているのは事実だし。

ボス攻略会議の度に、お兄ちゃんとは顔を合わせた。
話しかけようとしてくれたけど、私から避けた。

とても悲しそうな顔をして、俯いていたお兄ちゃんを見れば、
こっちまで悲しくなったけど。

ごめんね。お兄ちゃん。
私と関わってはいけない。お兄ちゃんにまで悪評が及ぶ。

私が誰かと仲が良い何て事、あってはいけない事だから。絶対に。

◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆

攻略組と言う、最前線で戦う人達。その中で。
私はソロプレイヤーと言う位置付けだった。

今のレベルは27。明らかに他とは異質だった。
階層+10が安全マージンと言われている。
その中で、階層+20を取っているのが私。

生き残らなくちゃいけない。一人でも。

今の私の武器は、6層のボスのラストアタックボーナス、“風迅薙”
静型の青白い刃に、黒い柄、鍔と石突は秘色色。鍔のすぐ下に、青系の組紐が結んである、
新たな薙刀。
長さは、刀身30cm 柄120cm、重さが2kg位だろうか。

装備は、萌葱装束に加え、
モンスタードロップの若芽色の羽織を羽織っている。

そして私は、午前中は迷宮区探索、午後は未踏破のフィールド探索で一日を潰していた。

今日の迷宮区探索これで終わりだから、パンを食べながらフィールドに向かう。
今日は8層の林にするか。

◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆

そうして、未踏破の林を、出現するモンスターを薙ぎ払いながら進む。
此処のモンスターは、動きが速いけどHP量も防御もそんな高くない。
攻撃力は・・・喰らって無いので知らない。

そうして暫く歩いて行く。

すると、索敵に5人のプレイヤーの反応があった。
驚くべきは、そのうち4人が、犯罪者の証、オレンジプレイヤーだった。

・・・見に行くか。

――――――――

そうして見たのは、信じられないと言うか・・・

1人のプレイヤーが倒れていて、周りには大量のアイテム。
そして、倒れているプレイヤーを4人が取り囲んで蹴ったりしていた。
倒れているプレイヤーのHPはレッドギリギリのイエロー。

その倒れているプレイヤーの顔を見た時、
薙刀を4人に向けて振り払った。

◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆


━━━━━━━━━━side:Kirito━━━━━━━━━━━

死ぬんだと、分かった。
飛んできたナイフに気付かず、麻痺毒の付いたナイフを喰らってしまった。

そのまま、勝手に4人のプレイヤーにアイテムストレージを弄られ、
全てのア
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ