第3話
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ない。
ラストアタックを一人で全て貰っているのは事実だし。
ボス攻略会議の度に、お兄ちゃんとは顔を合わせた。
話しかけようとしてくれたけど、私から避けた。
とても悲しそうな顔をして、俯いていたお兄ちゃんを見れば、
こっちまで悲しくなったけど。
ごめんね。お兄ちゃん。
私と関わってはいけない。お兄ちゃんにまで悪評が及ぶ。
私が誰かと仲が良い何て事、あってはいけない事だから。絶対に。
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攻略組と言う、最前線で戦う人達。その中で。
私はソロプレイヤーと言う位置付けだった。
今のレベルは27。明らかに他とは異質だった。
階層+10が安全マージンと言われている。
その中で、階層+20を取っているのが私。
生き残らなくちゃいけない。一人でも。
今の私の武器は、6層のボスのラストアタックボーナス、“風迅薙”
静型の青白い刃に、黒い柄、鍔と石突は秘色色。鍔のすぐ下に、青系の組紐が結んである、
新たな薙刀。
長さは、刀身30cm 柄120cm、重さが2kg位だろうか。
装備は、萌葱装束に加え、
モンスタードロップの若芽色の羽織を羽織っている。
そして私は、午前中は迷宮区探索、午後は未踏破のフィールド探索で一日を潰していた。
今日の迷宮区探索これで終わりだから、パンを食べながらフィールドに向かう。
今日は8層の林にするか。
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そうして、未踏破の林を、出現するモンスターを薙ぎ払いながら進む。
此処のモンスターは、動きが速いけどHP量も防御もそんな高くない。
攻撃力は・・・喰らって無いので知らない。
そうして暫く歩いて行く。
すると、索敵に5人のプレイヤーの反応があった。
驚くべきは、そのうち4人が、犯罪者の証、オレンジプレイヤーだった。
・・・見に行くか。
――――――――
そうして見たのは、信じられないと言うか・・・
1人のプレイヤーが倒れていて、周りには大量のアイテム。
そして、倒れているプレイヤーを4人が取り囲んで蹴ったりしていた。
倒れているプレイヤーのHPはレッドギリギリのイエロー。
その倒れているプレイヤーの顔を見た時、
薙刀を4人に向けて振り払った。
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━━━━━━━━━━side:Kirito━━━━━━━━━━━
死ぬんだと、分かった。
飛んできたナイフに気付かず、麻痺毒の付いたナイフを喰らってしまった。
そのまま、勝手に4人のプレイヤーにアイテムストレージを弄られ、
全てのア
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