その名も原作ブレイカー 後編
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場させるのは看過出来ませんでしたので」
その双眸は見開かれひどく詰問するものだった。
「す、少し休憩しようと思っていたところなんだ。そうだ、ヒルダは何か案はあるか?」
少し焦るルルーシュ。
「有りませんが、その男の霊なら視認することができます」
「それだっ!俺がその霊にギアスをかけて体内に戻らせる。その間に肉体を治療してやってくれないか?」
「かしこまりました」
「最終パターンだ。いつまでもこの男にかまけている余裕はないのでな」
ここで古市はルルーシュの言葉に疑問を感じた。
「あれ?後10個以上あるんじゃないの?」
「あとはハッタリだ」
「誰に対して見栄を張ってるんだよォォオオオ!!」
「王は常に余裕を見せるのが鉄則だ。…ではヒルダ、神崎の霊がどこにいるかわかるか?」
項垂れる古市を余所に二人は会話を再開した。
「はい。あ、あれは!!!!」
キョロキョロしていたヒルダが何かを見てひどく驚く。
それを見ていたルルーシュは見つけたか、そう思いそこら一帯にギアスをかけた。
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。‘そこの死体に入れ!!’」
霊の大脳(あるの?)に働きかけ命令を実行させる。
その間に体の治療を始めるヒルダ。
しばらくすると神崎の体がピクリと動きゆっくりと起き上がり始めた。
「やったー!これで解決、万々歳!!」
「ダダダダッ!アーイ!ウー!」
嬉しさの余り、小躍りし始めた古市とベル坊。
しかし、神崎の一言により場が凍りつくこととなる。
「ヨーグルッチ?」
(((((え?待って。どう反応したらいいのコレ??)))))
「やだなー神埼先輩。復活した初めの言葉がヨーグルッチってどんだけ好きなんですか。ハハハ」
「ヨーグルグリーヤ」
「あーこれはどういうことだ?ヒルダ。ヒルダ?」
「…はっ。も、申し訳ございません。余りの珍しさに呆けておりました。あの男にとり憑いたのは魔界の絶滅危惧種に数えられるヨーグル・ジンでございます。ヨーグルッチが超絶好きな人間が死んだ時に現れると聞いていましたが、まさか本当にいるとは…」
いやはや興味深いとウンウン頷くヒルダ。
(((((どーでもえーっ!!ムダな設定持ち出すなやハゲっ!!)))))
スザク「それであれはどうすればいいの?」
「ヨーグル・ジンを殺さないとおけませんが、ここは放っといてあの男を殺したままにしておくのが賢明でしょう」
鼻息を荒くして力説するヒルダ。
スザク「それで、どうするのルルーシュ?ヒルダの言う通りにするの?」
最終的な判断を仰ぐためにスザクはルルーシュに尋ねる。
「まさか。ヒルダは余りの珍しさに取り乱
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