暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter31「すれ違う想い」
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トールを持ったルドガーが空に浮くなのはを見上げている。
その顔と衣服には若干の煤が付いており、手で頬についた煤を拭い、カストールの柄を握りなおす。
(……まさか、こんな展開になるなんてな……)
ただ模擬戦を止めるために出た自分の行動が裏目に出た事を実感する。
物事が上手く進まないことには慣れっこではあるが、やはりやるせないのか正直な心情だ。
『てめぇ、ルドガー!何してんだ!』
観戦しているヴィータから通信が入る。
「俺はなのはの行いを止めに入っただけだ。どう見てもティアナに対しての攻撃はやりすぎだったからな」
『はぁ?アレはあの2人が---』
なのはの教導を無視した戦い方をやった事への制裁だ。
ヴィータが何を口にするのか目に見えていたため、ルドガーは通信を切る。
スバルとティアナが間違っていたのは百も承知。
ティアナの想いを真に理解てきなかった自分がなのはに何も言えないのも熟知している。
かといって冷水さを失ったなのはがティアナに対して行った制裁という名の暴力を見逃す気はない。
彼女が、ティアナ達の教官である限りは。
「ここまで来たからには俺も、話し合いで止めるつもりはもうない……全力でぶつかって、お前を止める!」
相変わらずの自分の甘さを感じつつも、今は小さなすれ違いから始まった戦いを終わらせる事に集中する。
「はあぁぁぁぁ!!」
こうして誰も予想だにしなかった形で、時空管理局のエースオブエースと審判を超えた最強の骸殻能力者の戦いの火蓋が切って落とされた。
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