魔法先生ネギま!
0413話
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いる。故に。その瞬間、俺もまた混沌精霊としての力を発揮する。
炎を操る力を使い、拳圧その物を燃やし尽くしたのだ。
「へぇ、さすがにやるな。だが、続くか?」
感心したように呟き、次々に放たれる拳圧。その数は優に数十を超えている。
「数が多いな。なら」
円が純炎の涙を使う時のように空中で大きく手を振るう。すると次の瞬間には俺の周囲へと幾重もの炎が走り、炎による多重構造ともいえる防壁が完成する。
防壁へと衝突し次々に消えていく拳圧。稀に突破してくるものもあるが、それとて次の防壁と接触しては消滅していく。
「なるほど、炎を使うというのは便利なものだな。なら少しずつ本気を出していくぜ。はあぁぁっ!」
これまでの無造作に振るった一撃ではなく、十分に気を込めた拳による一撃。右ストレートとして放たれたその一撃は、俺の炎の防壁を尽く無効化して俺へと迫る。
……威力としてはネギの雷の暴風クラスか。
その一撃を視界に入れた瞬間、手を大きく下から上へと持ち上げる。同時に俺の影から100以上もの影槍が解き放たれ、ラカンの一撃へと襲い掛かって切り刻む。
「……物理攻撃ではないのに、よくもまぁ。芸が達者だな」
「お前程でもないさ」
こうしてウォーミングアップ代わりの前哨戦は終了し、いよいよ戦いは激しさを増していく。
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