魔法先生ネギま!
0413話
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?」
「うん、その辺は覚悟してる。でも、出来るだけその時を延ばしたいんだ。……友達としてはしっかりと教えた方がいいと思ってるんだけど」
はぁ、と溜息を吐く大河内。
そんな大河内の隣では、千鶴が夏美へと声を掛けている。
「夏美ちゃんは何でここにいるの?」
「え? ちづ姉、どういう事?」
「だってほら。ネギ君達は魔法球の中で修行中でしょ?」
「うん、そうらしいね。……ちづ姉も魔法球とか知ってるんだ」
「それは当然よ。何しろ私はアクセル君の従者で見習い魔法使いなんだし」
夏美の言葉にニコニコと微笑みながら返す。
自分の親友、あるいは妹分の夏美が奴隷という身分から解放されて嬉しいのだろう。
「へー。ちづ姉がねぇ……で、ネギ君が魔法球に入ってるけどどうしたの?」
「だから、何で夏美ちゃんも一緒に行かないのかなって思って。ほら、だってネギ君と一緒に小太郎君も魔法球の中に入ってるんでしょう?」
「ちょっ、小太郎君がいたらどうして私も一緒にいないといけないの!?」
「そこはそれ、女の直感かしら?」
「ぶー。そんな的外れな直感なんかどうでもいいよ」
こんな風に、ナギ・スプリングフィールド杯の本戦が始まるまでは魔法世界に来て初めてと言ってもいいゆっくりとした時間を過ごす。
まぁ、当然ネギ達だけが強くなるというのはちょっと悔しいので俺もそれなりに魔法球での訓練はしたが、それは混沌精霊としての力を使いこなすのが主な目的だったり、あるいはグリを召喚して連携を磨く為の訓練だったりした。
そして瞬く間に穏やかな時間は流れ、いよいよ本戦が始まる。
『アクセル選手、猫系獣人族であるねこみ選手、ねこゆき選手相手に圧勝! まさに開始数秒で勝負が付きました!』
こうして1回戦を突破し。
『本戦2回戦、マルクス選手とフェンゲルス選手。両者共速度に自信のある選手で、そのコンビネーションで一時アクセル選手を相手に優勢にたったように見えましたが、召喚されたグリフィンドラゴンのカマイタチブレスにアクセル選手得意の炎を組み合わせ、まさにファイヤートルネードとも言える攻撃を放ちその2人を一蹴です!』
同じく2回戦を突破し。
そして10月6日。いよいよナギ・スプリングフィールド杯の準決勝。俺とラカンの戦いが始まる。
一応、この1回戦、2回戦共に大河内達を解放した際の残りの金を俺へと賭けてその額を57万ドラクマまで増やしてはいるのだが、さすがにここまで勝ち上がってくると俺のオッズも相当低くなってきている。……まぁ、今日の相手はラカンという事もあり3倍程になってはいるが。
当然トレジャーハンター4人組に頼んで57万ドラクマを俺自身に賭けて儲ける準備は万端だ。
……負ける可能性も無いとは言え
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