その名も原作ブレイカー
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ツらからあんな殺気が出るわけねぇ)
前を見据えると、ひょろそうな男が笑っているのが見えた。
「テメェ、なに笑ってやがるっ!!」
声の調子とは裏腹に神埼は自分の身が震えていることに気づいた。
「クックック、気づいたか?撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ!スザク!」
「イエス、ユアマジェスティ」
「「名言キタコレェェエエ!!」」
必死に存在をアピールしようと男鹿と古市は声を大にして叫んだ。
「ベル、よく見ておけ。将来お前が身に付けるべき力だ」
「ダッ!」
スザクは跳躍で一気に距離を詰めそのまま回し蹴りを神埼に喰らわせた。
―――ゴキッバキッドスッ――とおよそ人間が出せる限界ぐらいの音と共に神埼は倒れる。
あ、コレ死んだんじゃね?誰しもがそう思った時、恥将古市は口を開いた。
「ストッーープッ!!これはマズいです。全治一ヶ月の予定だったのに。神埼先輩にはこれからも頑張ってもらわないといけないんです。ルルーシュ早く神埼先輩にギアスをっ!!」
古市に促され、ルルーシュは神埼にギアスをかけるべく、無理やり瞳孔を開いた。
「…ただのしかばねのようだ」
「オィィイイ!!ふざけてる場合じゃねえよ!早くギアスかけろやボケッ!!」
その間にも神埼のライフは削られていく。
「神聖ブリタニア帝国第99代皇帝・超合集国最高評議「前置きがなげーんだよ!なに?ルルーシュ殺したいの?ねぇ?」うるさいっ!!超合集国最高評議会議長・黒の騎士団C.E.O.・神聖ブリタニア帝国第99代皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。生きろっ!!」
しかし、時既に遅く神埼は死んでいた。
――チーン―――
「オイオイ、とうとう死んじゃったよ。原作通りじゃなくなったよ」
「古市ィィイイ!!お前ばっかり喋りすぎだ。俺に代われ!」
「お前それこの状況で言う!?人の生死がかかってるんだぞ?しかもシリアスパートで」
「俺にとっても出番がねぇのは死活問題なんだよっ!!」
「…仕方ないな。代わってやるよ」
「とっとと代われよな。ったくこの恥将が!」
「お前バっ!」
バカ!恥将じゃねぇよと言いたかったが、ここで言い返すと口論が続くので古市はグッとこらえた。
「えーとそれで?えー…あー…うー…」
代わったはいいものの何を言えば分からず指をツンツンと合わせる男鹿。
「お前急にモジモジするの止めろっ!!代われ!」
いい加減二人のコントに飽きていたルルーシュは中断させるべく声をかけた。
「お前達もういいか?」
「「ああ?今必死に出番増やしてんだよ!!」」
((やっぱり))
二人のやり取りは出番を増やす為だったようだ
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