その名も原作ブレイカー
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「…どうしてこうなった」
次の日、何故かルルーシュとスザクは石矢魔高校に転入させられていた。服装は皇帝服、ゼロの衣装では目立ちすぎるので、ヒルダに見繕ってもらった服を着ていた。
「申し訳ございません。ですが、この学校に入って頂かなくては物語が始まりませんので」
「そ、そうか。ヒルダ、お前も来るのか?」
「いえ、私は学校での登場は少し先なので。では、坊っちゃまのこと宜しくお願いします」
「「わかった(よ)」」
「ダッ!」
ペコリと頭を下げ颯爽と去っていくのをルルーシュ達は見送っていた。
「では、行くか」
気持ちを切り替え校門をくぐろうとするルルーシュだが、男鹿と古市に阻まれた。
「「ちょっと待てぇぇええい!!」」
「なんだ?何かあったのか?」
「何があったじゃねぇよ。俺達はべるぜバブの主役だぜ?」
「そうだ。なのにいきなり異世界からきてベル坊育てますって俺らの立場がなくなるだろうがぁぁああっ!」
男鹿と古市が必死に存在を主張する。
「何が言いたい?」
「つまり1シーンにつき最低一回の発言もしくは胸中の呟きを出せということだ」
「ルールに則って行動する。間違った方法で得た結果に意味はない。そうだろうスザク?」
古市は恥将らしく味方に引き入れようとスザクに問いかける。
「違うね。結果が全てだ!」
「…なんてこった。こいつはゼロレクのスザクだったァァアアア!!」
(クソッ!ゼロレクスザクめっ!)
「よし、これで1人最低一回のルールは達成したな」
「「しまったぁぁああ!!」」
そんな二人を尻目にルルーシュ達は校門をくぐっていった。
(しかし、学校に来てみたものの、どこのクラスに行けばいいのかわからないな。とりあえず職員室の場所を誰かに聞くか)
校門近くで男鹿、古市が学生達と仲良く(?)じゃれていたので、ルルーシュは仕方なく、ヨーグルッチと書かれた飲み物をもった男に声をかけた。
「すみません、職員室の場所を伺いたいのですが」
「この俺に聞くとはけんか売ってんのか?ああ?」
どうやらルルーシュは声を掛ける相手を間違えたようだ。
「すみません。転校してきたばかりで、あまりこの学校の内情に明るくないもので。…行こうルルーシュ」
するとスザクはこういうことは慣れていたのか、ルルーシュの腕をつかんでこの場を去ろうとした。
「待てよ。てめぇらの態度…なんか偉そうなんだよ。とりあえず殴るわ」
滲み出る二人の態度にイラついた神埼は殴りかかろうとするが、突然湧き出たとてつもない殺気に動きを止め辺りを見回す。
しかし、近くにいたのは目の前にいる弱そうな二人+赤ん坊のみ。
(まさかな、アイ
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