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蘇生してチート手に入れたのに執事になりました
え、豪邸ですか?in住宅街
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さっきまでフワフワウザウザしていたオッサン・・・・もとい田中はその身体を霜に変えて天に消えてしまった。明は涙も流さずに呆然と立ち尽くしていたが、俺はどうすればいいのか分からなかった。しかし、やっぱり気になるので、聞いてみる。
「・・・・・・あれなんだったんですか?」
明はぽつりぽつりと呟くように語る。
「幽霊とはこの世に未練を残した魂で、あの世にいけず彷徨っているんです。田中さんにはその一人息子がいて、彼は自分が無責任に死んだことで息子が普通に暮らせているかどうか、ということが未練でした。その未練は解消されたのでいつでも成仏はできたのですけど・・・・。彼がまだ未練を解消していない間に私と会ったんですけど、そのときに私、こんな不思議な能力を持って生まれついて、しかも人見知りなので、麗以外の知り合い
というものもいなくて。田中さんはそんな私のことを心配して、未練が解消されてもこの世に残っていたんです。」
「つまり、あの田中、って人が成仏したってことは、俺が、あの人にアンタの知り合いと認識されたと・・・・?」
そう考えてなんか無意識に顔が赤くなってくる。すぐ隣を見ると明も赤くなってる。しばらくお互いに足元をみたりモジモジしたりして、気まずい時間を過ごす。そうしていると、
エンジン音、そして若い女性の気配が向こう側からやってきた。勿論まだ明は気づいていない。なんなんだろう、とそちらを見てみる。
車はなんとリムジンだ。こんな郊外でリムジンを見るとは、と少し驚くが拳銃を見ているのでそれほどの驚きはない。しかし、問題はリムジンに載っている若い女性だ。年齢はおそらく二十代前半。茶髪のショートヘアーで、少しくせっ毛だ。顔は明とは正反対な激しい一面と一方で、おしとやかな大人の魅力も持ち合わせていて、その二面性が不思議と両立していて、俺のタイプではないが、世間一般でいう美人なのだろう。背が高く、ほっそりとした体ということが、ここからでも分かる。そして明未満でも形の良い膨らみが胸に・・・・・と、いうか別にこれらはどうでもいい。問題は、
その女性が、メイド服、ということだった。
メイドがリムジンに載るという奇天烈な光景。いますぐ写メ撮って、全世界にその様子を送信してやりたい。
その女性がようやく明も認識できる距離に近づいてきて、そして、
「お嬢様〜!」
「麗〜!」
・・・・・明が珍しく大きな声で、先程から何度か話に出てきた人物の名を叫んだ。
さっきから、信頼できる、とか自分を理解してくれるとかなんか頼りにされている人物らしいことはわかっていたので正直妬いていたが・・・・
「・・・・・・なんであの奇天烈リムジンメイド・・・・。妬いて損した・・・・。」
そう宏助が落胆していると、その奇天烈リムジンメイドが俺に向かって発砲してきた。
今日拳銃を見るのは二
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