暁 〜小説投稿サイト〜
〜白と碧の翡翠〜
第2話
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それを、教えなかったから悪い?
どうしても欲しいなら、あなた自身が土下座して頼み込むべき。

ふざけるなよ・・・
あなたの勝手な言い分で、お兄ちゃん達βテスターの人達を貶す事なんて・・・
認めない。

自分自身、かなり怒ってるのが分かった。
そう言えばずっと昔、お兄ちゃんが、私の怒りには2種類あるって言ってたっけ。

本気で怒っている時は真っ黒くて、
優しさなんか微塵も感じさせない怒り方と、

家族に対して怒る時は、幾ら本気で怒っても、白くて、
怒ってても、怖いけど優しい怒り方。

その2つなら、今は前者だろう。
お兄ちゃんの言い方なら、
私の背後には黒いオーラと言う物が立ち上ってるかもしれない。

まぁ、表に出さないように心がけてるから、今は傍から見たら
ただ黙ってキバオウの言葉を聞いているようにしか見えないだろう。

さてと。どうしようか・・・

◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆

結局、何にもできなかった。
エギルさんが、アルゴのガイドブックの話を持ち出し、
キバオウさんを黙らせたから。

そしてその後、私はソードスキルが使えない事を話すと、
敵の攻撃をエギルさん達が相殺し、私がその隙に攻撃すると言う作戦が決まった。
“スイッチ”と言うらしい。

そして明日、ボス攻略本番だそうだ。

エギルさん達と別れ、少し街を歩いていた時、
一瞬お兄ちゃんと似た人影を見た気がしたけど、すぐに見失ってしまった。

お兄ちゃんがこの町にいると決まった訳じゃ無い・・・
追いかけて時間を潰すのもどうかと思ったので、
宿屋に帰る事にした。

さてと、此処で問題が。

この世界の食事が問題だと言う事。
最初に冷たい麦茶だと思った物を買って飲んだら、
抹茶にオレンジジュースを混ぜたような物・・・

つまり・・・

“美味しくない”

これは・・・・由々しき事態だ・・・
絶対この世界を楽しむと言う目標を持ってる私にとって、
食事が楽しめないなんて認めない。

アルゴに美味しい食事に付いて、300コルで情報を買った所、
この世界は基本食事が美味しくは無く、
極稀にある美味しい料理店を見つけるか、
料理スキルを取るしかないのだとか。

今のスキルスロットは、薙刀、隠蔽、索敵で埋めている。

今のレベルが18だから・・・
後2レベル上げればもう一つ出るけど・・・。

料理・・・取ろうかな・・・。

ちなみに、薙刀をいれている理由は、
ソードスキル無しの薙刀での直接攻撃にもボーナスが付くから。

隠蔽、索敵は、便利そうだったから。
実際、結構便利だった。

はぁ、ともかく、スロットが解放されたら考えよう・
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