第2話
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ゃあ、始めさせてもらいまーす!」
そう、会議の開始を宣言したのは、今回の主催者。
蒼い髪の青年だ。
現実の顔立ちになった世界なのに、かなり整った顔立ちをしている。
「今日は、俺の呼びかけに応じてくれて、ありがとう!
俺はディアベル。
職業は、気持ち的に―――
―――ナイト、やってます!」
そう言った時、周りから笑い声が聞こえて来た。
「ジョブシステムなんてないだろ!」
と言う声も聞こえたけど・・・
Job?仕事って事・・・だよね?
仕事システム・・・つまりアルバイトとか?
何で今の会話からアルバイトに・・・?
しかもこの世界にアルバイトシステムってのは無いのね・・・ふむふむ。
そして、ディアベルさんは、皆の笑いを収めると、
真面目な顔となって言った。
「この間、とあるプレイヤーが、
ボス部屋の扉らしき物を発見したと言う事は、皆も分かっていると思う。
発見したプレイヤーは、そのままマップデータを無償で公開してくれた!
そして、昨日、俺達のパーティが、その部屋が本当にボスの部屋である事、
その部屋に、ボスがいる事を確認した!」
へぇ・・・・あの部屋に入ったんだ・・・
私は、入ったと同時に閉じ込められて出られなくなる心配をして入らなかったんだけど、
入っても大丈夫だったのか。
「俺達はボスを倒し、第2層に到達して、
このデスゲームも、いつかきっとクリアできるって事を、
はじまりの街に待っている皆に伝えなきゃならない。
それが、今この場所にいる、俺達の義務なんだ! そうだろ! 皆!」
ディアベルの言葉には賛成する。
私は、はじまりの街にいるプレイヤーを貶す気は全くない。
私自身、葉桜流を持って無かったら、はじまりの街から出なかったかもしれなかったから。
そして、クリア出来るって事を伝える・・これはとっても大切。
一ヶ月・・・その間に死んだ二千人。
その中の死んだ理由の1つ、自殺。
外周から飛び降りるなどの方法で死んだ人達。
外部からの救援も無く、絶望しての自殺や、
死んだら現実に帰れるのではないかと言っての自殺。
一層がクリアされると言う事は、
そう言った事を考え始めたプレイヤーの大きな希望となる事だろう。
周りの人も、ディアベルの意見に賛同し、拍手などを送っている。
「OK、それじゃあ、早速だけど、これから攻略会議を始めたいと思う。
まずは・・・6人のパーティを組んで見てくれ!
フロアボスは、単なるパーティじゃ対抗できない。
パーティを束ねた、レイドを作るんだ!」
・・・お兄ちゃんがこれを聞いているか分からないけど・・・
もしお兄ちゃんがいたらビクッ
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