第二話 王様達と妖精王
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無制限中立フィールド・レオニーズ本拠地
「貴様!何者だ?」
ジャキン!と手に持った槍を俺に向けてきたのは空色よりも深いが青とも言えない色のデュエルアバターだった
「君たちのとこと【青色】君に用事があるんだけど」
「青?我々の主ブルー・ナイト様の事を言っているのか!舐めた呼び方を?私と勝負しろ!」
「んー、やっぱそうなるか…で、君は誰?名乗るのが筋だろ。それと、やっぱやめたとかは無しな」
「誰がやめるものか?我が名はオーシャン・ランサー!貴様も名を名乗れ?」
「はぁ……デストロイブラック・オベイロンだ」
「なっ?黒の妖精王だと!」
「さ、始めようぜ【海】君」
「これは我が名を上げるチャンス!いざ尋常に…勝負?」
「槍か、なら……着装?嫉妬の炎槍」
俺が出したのは淡い紫色の槍だ。石突、柄、切っ先まで全て同じ色の槍
「ハァァァア?」
「甘いね……まず踏み込み!」
ドシュ!
「グアッ?」
「次に構え方!」
ドシュドシュ!
「グアッ!」
「俺は槍は突くものだと考えているよ!」
ザザザザザザザザ?
「つ…強すぎる……」
「俺が強いんじゃない、君が弱いんだ。精進しなよ【海】君」
そして彼は加速時間で1時間その場で待機のペナルティとなった
「さて、そこで見てるんだろ【コバルト】ちゃんに【マンガン】ちゃん」
「「やはり分かっていたか」」
「もちろん、気配で分かるよ〜」
「加速世界に気配などは無いはずだがな」
「ところがどっこい似たものがあるんだなこれが。まぁ、教えないけど」
「だろうな、ではついて来い」
「おう」
「久しぶりだなオベイロン?」
そう言って抱きつこうとしてきたのはレオニーズ頭領ブルー・ナイトだ
「うっさい抱きつこうとするな【青色】」
「えー?まだその呼び方かよー」
「お前の実力は認めているがそれ以外が名前呼びする基準に満てないからな」
「お前の基準が分からんからどうしようもないよな……それで、どうしたんだ今日は」
「いやぁ、今日お前のとこの若い奴に襲われてね。確か名前はシアン・パイルだったかな。返り討ちにしたけど」
「はぁ……杉並エリアではあまり戦うなと言っておいたんだが…悪い、俺の管理不足だ。そいつは後で処分を下しておく」
「おいおい、まさかジャッジメントやるつもりか?そこまでしなくていいぞ」
「そこまではしない。まぁ、強制脱退程度だろうな」
「んー、それを匂わせる程度でいいんじゃないかな。なんか面白そうなこと起き
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