暁 〜小説投稿サイト〜
真・恋姫†無双 リウイ戦記
二話
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
リウイら転移門を潜るとそこには、広い荒野と無残な戦場跡が眼に入った。
「ここが異世界か。しかし見苦しい場所だな」
そんな事を呟いたリウイに同意するようにカーリアンやペテレーネが頷いた
「そうよね〜、やっぱり賑やかな所がいいわね」
「私は静かな場所が好きですが、…この場所は余り好きになれません」
そしてリウイは、更に感想を述べた
「しかし、この様な景色を見ると血が騒ぐと言うのも否定は出来んな」
ファーミシルスはその言葉を聞き、楽しげに頷いた。
「流石はリウイ様です、この様な戦いに自分が参加出来なかった事が少し惜しませます」
その後、更に詳しく見ていくリウイ主従だったが、そこに黄色の布を被った盗賊らしき一団がリウイらを囲んだ。
そして一団の首領らしき者が、リウイに話しかけた。
「げへへ。おい兄ちゃん。いい服といい女持ってんな。そいつらとお前の着ている服くれたら命は助けてやるぜ」

その言葉を聞き、カーリアン、ファーミシルス、ペテレーネは不快感を隠せず、敵意を見せた。

「どいつもこいつも私の好みじゃないわね」
「下衆が、誇り高き飛天魔族を貶す事をぬかして冥府で後悔しなさい」
「身も心もご主人様に捧げ。アーライナ様の恩恵を授かった私には、貴方達に触れられるのも不快です」

その言葉を聞き、首領は激怒した。
「おい。男を殺して、砦に女共を連れて行け!そこでかわいがってやる」

そこでリウイは初めて言葉を放った。
「カーリアン、ファーミシルス、ペテレーネ。この連中を五体満足の動けない重症で倒せ、この世界の事を聞きたい」
「わかったわ!」
「御意」
「わかりました、ご主人様」

そして、リウイの言葉を聞き、三人は盗賊の一団に向かって行った。

「三百人位かしら」
「ねえ、ファーミ、競争しない。多いほうが今夜、リウイの伽をするって言うのはどうかしら」
「その様な事でリウイ様の恩愛を受けようとは」
「あ〜ら、いいのかしら。また私がリウイの子供を産んでもいいのね」
「ほんと、カーミリ様とは違って品がないわね。いいでしょう、貴女に負けるのも癪だし、受けてあげるわ」

そう言って、二人は盗賊に突撃して行き、なぎ倒して行った。

ペテレーネは、リウイの使い魔ジールに守られながら魔術の詠唱を行い、戦意魔術を発動させ、賊の戦意を砕いた。

「何なんだよ、こいつら化け物か」
「おい、逃げるな。戦え」
「馬鹿言え、こんな奴らと戦えるか」
逃げていこうとすると、四方を見た事も無い生き物が囲っていた。
「何だ、こいつら気持ち悪い」
そこにエヴリーヌとパイモンが現れた。
「貴方達は逃がすなとの命令ですので、ここで留まって貰います」
「そうだよ、大丈夫、お兄ちゃんは優しいからお前達を殺さないんだよ」

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ