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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
結婚式 序章
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も立派になったね一夏君。これからも頑張るだよ」
そう言いながらココは嬉しそうに控え室から去って行った。
新婦の控え部屋
「ねぇねぇこれどうお兄ちゃん!」
「ああ、いいと思った所だ」
優奈は純白に輝くウェディングドレスを着込み、兄である龍人に躍るように見せる、龍人は笑顔でそれに答える。本当に綺麗だからだ、ウェディングドレスの材料を取って来た甲斐があったというものだろう
「それにしてもこのドレス本当に素敵!いったい何から作ったのかしら?」
「そいつはライクス、ライトニングフェニックスの体毛から作られたものだ。それで永遠の幸せを掴んでくれ」
ライトニングフェニックス 【捕獲レベル】 75 鳥獣類
雷雲の中に棲む伝説の雷鳥。その肉は電気が走るような美味さで、羽には稲妻を弾く効果がある。 美しく光り輝く体毛で作られたウェディングドレスを纏った花嫁は、永遠の幸せを手に入れられるという。
「遂に私、一夏と結婚するんだね…。もう胸が張り裂けそうだよ幸せすぎて」
「昔はお兄ちゃんお兄ちゃんと俺にベッタリだったのが今は一夏にご熱心か、ちょっと嫉妬しちゃうねぇ〜」
「あははははっあの時はお兄ちゃんは私のヒーローだったしね。よく二人で寝てたよね〜」
「そうそう、それでお前は何時の間にか俺の上に乗ってたりしてて」
「それでよくお兄ちゃんが不機嫌になってたり」
「苦しかったからな…お前結構重かったし」
「女性に向かって重いは厳禁!!」
「お前だから良いんだよ」
と、仲良さそうに話す龍神兄妹。龍人の目には涙が少し溜まっていた、今まで両親がなくなってから自分一人で妹を支えて暮らしてきた。小さくて可愛くて自分の後ろをついてきた妹が今では自分の隣を歩いて、好きな人と遂に結婚する。なんだか感動してきてしまった。龍人は感極まって優奈を抱きしめた。
「お兄ちゃん…?」
「絶対幸せになりやがれ…離婚なんてしたら許さねぇぞ………それと一夏に泣かされたら俺に言えよ…殴りに駆けつけてやるからよ…」
「うん」
優奈も龍人の背中に手を回して抱きしめかえした。龍人の目からは大粒の涙が零れていた、
「ぜったい…幸せになるんだぞ…」
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