暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0412話
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さんとかいう方と戦う事になってましたもの」
「そう言えば確かにあの時もアクセル君はアルビレオさんとかいう方と戦ってたわね。……何が何だか分からない間に終わってしまったけど」

 ……そう言えばそうだな。麻帆良祭の武道会から大凡4ヶ月。あの時はアルビレオと正面からまともに戦う力は無かったから精神コマンドの直撃というある種の裏技を使ったが、今回は紅き翼として活躍した相手と正面から戦ういい機会であるとも考えられる……か。

「とにかく、ネギ達の後を追うとしようか」
「そうですわね。今日は大河内さん達を解放するという重要事項もありますし」

 あやかと共に頷いて、ラカンの部屋へと向かう。
 さすがに紅き翼のメンバーで有名な為か、俺達のような選手控え室じゃなくて専用の個室が用意されてるらしい。
 ……あ、でもナギ信者ならぬ紅き翼の熱狂的なファンがいる事を思えばそれ程無理はないのか?
 そう思いつつ扉を開ける。その瞬間、ラカンの声が聞こえてきた。

「ご託はいらねぇ。戦ろうぜ、ネギ」

 そして同時に吹き付ける威圧感ともいえるような存在感。
 ……なるほど。これが紅き翼のジャック・ラカンか。
 その威圧感に思わず固まってしまったあやかと千鶴をそのままに、開けたドアをノックして注目を集める。

「『戦ろうぜ、ネギ』もいいが、ネギと戦うのならトーナメント的にまず俺を倒してからになるな」
「へぇ、なるほど。もうトーナメント表が出たのか。どんな具合だ?」
「俺とラカンは同ブロック。ネギは反対側のブロックだな。順調に進めば準決勝で俺とラカンが。決勝で俺とネギが戦う事になる」
「おいおい、俺とカゲちゃん相手に1人で勝つ気なのかよ」

 カゲちゃん、と言われたカゲタロウはラカンの後ろでワインか何かの酒の入ったコップを持っていた。

「勝てるかどうかは分からないが、それなりにいい勝負は出来ると思うぞ」
「ほう、大した自信だな」

 カゲタロウがそう言いながらこちらへとその仮面の嵌った顔を向ける。
 同時に俺へと放たれる1本の影槍。それを認識した瞬間、俺もまた混沌精霊の力を使い瞬時に影槍を作りだしてカゲタロウの影槍を絡め取り、ラカンの影に干渉して影槍を射出。カゲタロウの仮面へと突きつけた。

「なるほど、ただの自意識過剰な訳では無いらしい。この影槍にしても影精がよく練り込まれている。ここまで1人で勝ち残ってきたと言うのも伊達ではないな」
「全く、操影術というのは相当マイナーな魔法だと聞いてたんだがな。この短期間で俺以外に2人もいるとは思わなかったよ」

 その言葉に好奇心を刺激されたのか、ピクリと肩を動かすカゲタロウ。

「ほう、私やお前の他にも操影術の使い手が?」
「ああ。……まぁ、この魔法世界じゃなくて現実世
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