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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 3
拠点フェイズ 馬正
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 あれ?
 そういや馬正、どこいった?




  ―― 馬正 side 漢中城下 ――




「ひどいと思いましぇんか!? 全く覚えていにゃいにゃんて、あまりにあまりというもにょ! そうにゃ思いませんか、仁義殿!」
「う、雲長殿……そのくらいになさってくだされ。私は仕事が……」
「ひどいでしょ、ひどいですよね、あんまりじゃにゃいですか! アレだけのことをしたのに全く覚えていにゃいなんて、まったくごしゅじんさまは、ひとでなしです!」
「…………………………ソウデスネ」
「そう思いますか? そう思いますよね!? 乙女の唇奪いにゃがら、憶えてにゃいにゃんて……んにゃっ!? 何を聞いていりゅんですか、仁義どにょ!?」
「…………………………ソウデスネ」
「まったくぅ……そりゃぁわたしは、桃香さみゃにくりゃべておんにゃらしさとか、愛らしさとかはないとはおもいますみょ? でも、でもだからって……なんでおぼえてにゃいんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「…………………………ソウデスネ」

 見廻り途中で捕まったのが、運の尽き。
 泥酔しながら泣きじゃくる雲長殿を、放っておくことも出来ず。

 とほほ……主よ。
 女性関係はちゃんとしてくだされ……

 結局この日――私は仕事にならなかった。

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