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ケなのかまったく分かんないけど……うん、ありがと」
「いえいえ。これ食べて調査頑張ってね!」
「他人任せ!?」
だって私、調べものとか向いてないし……
「頑張って!」
◆
今日は六月五日、一日に話したことの確認会が開かれることになっている。
私は色んな人と話したり部活したりで忙しかったから知らないけど、順調なのかな?
「と言うわけで約束の週末ね! どう? 二人ども、ちゃんと色んな人に話聞いた?」
「あれ、今日って何かの日だっけ?」
ジュンペーは馬鹿だなぁと思う。
どうしてこうも地雷をピンポイントで踏み抜くのか。
自分から焚き付けておいてそんな態度取ったら、
「はぁ!?」
ゆかりが怒るの已む無しだよ。
「じょ、冗談だって! 覚えてるっつの」
「冗談ってさ。時と場合を考えて発言しなきゃ意味ないんだよ?」
「ハムッチ何気に辛辣じゃね!?」
別にそんなことはない。
思ったことを口にしただけで、それが辛辣に感じてしまうのならば負い目がある証拠だ。
…………まあ、全然裏瀬くんと会えてないので鬱憤が溜まってたのは否定しないけど。
「まあいいわ。では、月曜に約束した通り、集めた情報の確認会をします」
そうは言っても私の場合は殆ど――どころかまったく調べてないんだけどね。
それを口に出すほど馬鹿じゃないから黙ってお口をミッフィーにする。
「お! ノリ気じゃん」
「当然。私的にはバッチリ色々掴んで来たからね。あ、公子。後で裏瀬のアドレス教えて」
「? 何で?」
「……あんた忘れたの? 自分で言ったことじゃん。世話になったらお礼を言うのが筋でしょ」
「あ、バーテンさんね。はいはい、後でゆかりの携帯に送っておくよ」
ゆかりなら……まあ、大丈夫だろうし。
「ありがと。じゃ、本題に入るけど――――例の噂はやっぱり怨霊の仕業じゃないよ」
「あ、そこ重要なんだ……」
実際、もしも怨霊ならばどうすれば良かったんだろう?
シャドウなんて非科学的な怪物と戦ってるけど、怨霊相手のノウハウなんてない。
ペルソナで怨霊は撃破出来るのか否か、ちょっと気になるかも。
「まず、この怪談騒ぎのそもそもの発端からだけど……校門で倒れてた子の話は、確かにちょっと怪談の内容と似てる」
と言うかゆかりのノリが何時もと若干違うのは気のせい?
もしかして伊織順平アワーに触発されちゃった?
「でも、一人がそう言う目に遭っただけでこんな騒ぎになったのは何故でしょう?」
そんなのは推測するだけで簡単に分かることだ。
「既に被害者が居たから、でしょ?」
「ハイ、正解! ちゃんと調べてたんじゃん」
いや、情報の中から簡単に
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