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ヘタリア大帝国
TURN92 パルプナ=カラードその五
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「兄さんは紅茶をお願いしますね」
「ああ、パルプナさんにまでまずいって言われたら堪えるからな」
「ははは、祖国殿のお料理の腕は相変わらずの様ですな」
 モンゴメリーも何気に容赦がない、笑ってきついことを言う。
「しかしあの味がかえって親しみを感じますが」
「そうなのかよ」
「はい、そうです」
「だといいけれどな」
「しかしパルプナ嬢のお口に合うとは思えないので」
 その理由は言うまでもない。
「ですから」
「わかったよ、それじゃあな」
 イギリスも笑みを浮かべて今回は下がることにした、それでイギリス妹が作った三段セットを出すことにした。
 一行はパルプナと共に最初の親睦の場を持った、そしてだった。
 ティータイムを楽しく過ごしてからだった、モンゴメリーはイギリスと二人になったところで彼にこう問うたのだった。
「先程ですが」
「マリーさんの言葉か」
「パルプナ嬢に戦わなくていいと仰いましたが」
「俺は止めなかったぜ」
「私もです」
「あの娘の力は必要だよ」
 イギリスはエイリスの今の辛い状況を思いこう言った。
「それはな」
「はい、そうです」
「しかしな、あの娘は提督になってもな」
「正式の軍人ではありませんでした」
「何も知らない、しかも関節的にでも俺達が酷い目に遭わせてきた娘だからな」
「その娘を利用するというのは」
「間違ってるからな」
 イギリスは難しい顔で言った。
「そういうことはな」
「はい、そうです」
「だからマリーさんもああ言ったんだよ」
 マリーにしてもそれがわかっているから言ったというのだ。
「俺も同感だしな」
「妹殿もですね」
 そしてモンゴメリー自身もだ、彼もそうなのだ。
「戦いは軍人だけが行えばいいのです」
「普通の娘を利用するのは間違ってるんだよ」
「ですからマリー様も仰いました」
「あの娘は戦いを選んだけれどな」
「それでよかったのでしょうか」
「戦略的には仕方ないんだよ」
 イギリス自身が最もよくわかっていることである、とにかくエイリスはそこまで追い詰められているのだ。
「だから有り難いけれどな」
「はい、ですが」
「せめてあの娘の負担にならない様にしないとな」
「そうですね、我々も健闘して」
「そうしような」
 イギリスもまたモンゴメリーに告げた。
「この戦いはな」
「はい、そうですね」
「マダガスカルか」
「オフランスの植民地でしたが枢軸fが独立させました」
 そのうえで経済圏に入れているのだ。
「そのマダガスカルにまず攻め入りましょう」
「わかった、それならな」
 こう言ってそしてだった。
 エイリス軍はパルプナも入れてマダガスカルから攻め入ることにした、だがそれは既に枢軸側も察知していた。
 その彼等はと
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