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女顔の男
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番系がそんな感じだった気がする。しかし、ここでキリトをからかうのも面白そうだろうと思う。

「ちょっとおま、何で女の子になったってなってるんだ!俺はこんななりになってるが男だぞ!?」
「嘘だー、俺は信じないぞ」
「男?そうなのか?」
「まあ、初見で信じろといわれても信じられないでしょうね。ていうか、あんたら知り合いだったの?それならわかるってるでしょ?」
「まあな。でも、俺の知っているキリトは完全に男だぞ。こんな女々しい姿をしてない」

 アウラは本当にこんななりなのに男なのかと首をかしげ、シノンは冷静に答える。

「誰が女々しいだ!確かに容姿が女見たいかもしれないが男だって、証拠見せてやろうか!?」

 そう言ってキリトはウィンドウを操作する。そして、すぐに透明のカードを取り出すと自分に向かって投げつける。それをなんなくキャッチするとそのまま自分のウィンドウに消した。

「あーあ、もうちょっとからかおうと思ったのに面白くねえな。まあいいや」
「俺は良くない」
「そうかい。まあ悪く捉えんなよ。ただの遊び心を刺激されただけだから」
「だからそれが良くないんだろ!ったく」

 キリトはどうやら反論もする気もないらしくそれ以上は食いついてこなかった。

「じゃあ、用はもうないな。じゃあ俺はバギーのところに戻っておくから」
「わかった、悪かったわね」
「……シノンから謝ってくるなんて、この大会は何かが起きるな……」
「……そんなに脳天ぶち抜かれたいわけ?」
「遠慮しときます。じゃあ、お前等頑張れよ〜」

 そう言って、その場を離れた。その時、視界の端に丁度シュピゲールが来るのが見えたので先ほどの会話の内容を詳しく聞こうと思ったがやめておく。どうせ、何も喋らないだろうからだ。まあ、シノンといるなら何かしら口を滑らせて聞けるかもしれないがやめておく。

 そして、そんな話をしているうちにすでに時間はそこまで残っていなかった。いい感じの暇つぶしにもなったし、キリトとの会うことも出来た。後で情報を交換するかと考えながらバギーの位置まで着くとシートにまたがる。

「さてと、自分の対戦相手の確認とえっとCブロックの一番か……特に要注意人物って思う奴は……アウラか。つうかアウラと同じかよ……マジでヤバイって。俺、スナイパーが一番苦手なのに……でも当たるとしても決勝か……もしも上がれば何とかなるか……それまでに何とか解決策を考えてみるか」
「ゲツガと勝負か……本当に戦うのは初めてな気がする」
「ああ、ってお前こっちにいたのかよ。てっきりシノンたちのところにいると思ってたのに」
「自分の信頼していない奴と長く居たくない。あの女みたいな容姿はゲツガと結構仲がいいからギリギリだけど、あのシノンの知り合いの男はどうもニガテ
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