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学園バラライカ
1.捨てた物
2.強者と弱者
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、四季塚 叉慧は人間か?」


月子さんは真面目な表情で私を見る
綺麗な顔だと思った、あまりにも出来すぎている
何一つとしてかけてない完璧な美を持っている
なのに綺麗ではなく恐怖が強くて、私は目をそらした


「わかりません、この世には人体の一部が機械もしくは魔術
で生きている人間もいます、日本の科学では何が起きても
おかしくはないです・・・、叉慧先輩が人間かそうじゃないか
それをお決めになるのは月子さん貴方の仕事だと思います・・・、」

「・・・、例えばの話だ最終的に叉慧が殺人兵器だったとしよう
イヴァレータ国の全ての技術を持って作られた叉慧と言う
殺人兵器はいつ暴走するかわからない欠陥品、
一回暴走すれば、この学園はすぐにでもゴミクズとなるぐらいの強力」


月子さんは私の前に立ち足を止める


「もしも、叉慧がそういう存在だったとするなら
お前はこれからどうする」
「暴走は絶対なんですか?」
「絶対、欠陥品はいつかは壊れる」
「月子さんだったら止めれるんですよね」
「止めれるがそれと同時に兵器の破壊もする」

「私は、叉慧先輩が兵器で私達の敵になっても叉慧先輩を救える
のならば救いたいと思います、確かに頼りない先輩ですけど
悪い人じゃないんですよ?」
「救えると思ってるの?」
「月子さんは、月子さんは大好きな人いますか?それとも
落ち着くって思う場所ありますか?その人がその場所が
敵になったり跡形も無くなったりしても、守りたいって
そう思いませんか?」


最悪な状態になっても、


「月子さんはとても綺麗な人ですね、本当に日本人ですか?」
「え、ええ・・・、」
「月子さんの髪、本当のお月様みたいです」


そう言って私は笑う
月子さんも釣られて微笑む、懐かしいと言う感じに
きっと私の言葉は昔誰かに言われたのだろう


「昔、ある一人の女性にあってね、薫、お前は
どの女性に少しだけ似ているような気がするよ」
「その人はどういう人だったんですか?」
「優しい人だった、」


そう月子さんは言うと校舎の入り口で待つ叉慧先輩を見つけ
少し早歩きで叉慧先輩に近づく


「2、3人あっちで死んでる、回収しておいてくれる?」
「俺の方が先輩なんだけどナァ、まあいいや、薫、怪我ない?」
「はい、月子さんが守ってくれました、とっても強いんですよ?」
「非難解除が出たから安心して寮に帰ってネ、月子は明日から
生徒会員になるから、判子忘れないヨーニ!」
「生徒会員?」
「真理子とヴィチカが話してタヨ、後で電話するって、んじゃ俺
風紀員と掃除にいくから!」


そういって笑顔で訓練場へと走っていく叉慧先輩を見送る


「月子
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