2章 これが「異能者、無能者の会」
第九話「負の連鎖」
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んで、その依頼ってのは…?」
メル
「あら、焦ってるわね。虫ケラに加えて、猿のように汗をかくのね…。」
はぁ…こいつの相手は疲れるよ。うん。もうあれだな。
シャイン
「んじゃ僕帰るね。」
メル
「ぇ、ちょ…。」
ひょっと表情が欠落したメルに僕は、思わず、振り返ってしまった。本当はもう出て行きたいのに…。僕はどこか迷いがあった。
シャイン
「何さ…。早く言ってくれ。」
メル
「帰るのならこのゴミの数…収集してから帰ってちょうだい。」
この部屋の周りを改めて見渡すとかなり散らかっている。僕の目に映る、数々のスナック菓子の袋や、使い終わった容器など色様々…。
僕は…メルに失望した。迷わずドアに手を回す。
シャイン
「悪い…気分悪い…早退させてもらうよ。」
ユウタ
「ちょっと、先輩?」
僕はこのこみ上げる怒りという怒りをドアにぶつけ、勢いよく閉まる。それと共に音響はこの部屋に静寂をもたらした。
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