第1話
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をカーテンで仕切っている。
ベッドだけでは分断出来ないので、
背中合わせにした本棚をベットの隣に置き、
両側に突っ張り棒を取り付け、お兄ちゃん側は黒いカーテンで、
私側は白と緑の生地に桜の刺繍の付いたカーテンを付けて、扉替わりにしている、
計十五畳の部屋を2つに割った部屋である。
そのおかげで、部屋のドアを開けると、
目の前に本棚の側面が広がると言う部屋になっちゃってるけど、
気にしない気にしないー
そして、この部屋には、欠点がある。
それは、部屋が完全には仕切られてはいない為、隣の音が聞こえると言う物。
そして、隣から聞こえて来たお兄ちゃんの声
「リンク・スタート!」
この言葉は、仮想世界に入る為の言葉。
この言葉を唱えたら、仮想世界に入り込む。
つまり、お兄ちゃんは今、仮想世界に入ったのだ。
そうしたら、急いで私も行動を開始する。
キャリブレーションとやらは済ませてある。
ナーヴギアを取り出し、コードをつないで、ベットの梯子を上って、
頭にナーヴギアを被って、声を出す。
「リンク・スタート!」
◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆
えっと・・・
まずは名前を決める・・・
どうしようかな・・・
結局“Snow Leaf”とした。
名前の雪緑から、Snow。そして、Greenは如何かと思ったので、Leafに。
性別は女の子で。
そして、アバターを作る・・・
あんまり気にしていなかったから、
ランダム整形を押した所、
肩より少し下あたりまでの黒いストレート髪と、
茶褐色の目を持ったアバターになった。
元気の良さそうな女の子普通。そんなイメージの姿だったから、
それで良いかと思って、その姿で決定した。
そして私は、仮想世界と呼ばれる世界に降り立った・・・。
◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆―――――――◆
仮想世界。その感想は。
“これは仮想なんかじゃない。”
だった。あまりにも精巧すぎた。
体も、石畳の地面も、周囲に広がる建物も。
現実の様だった。
さてと。あんまり見とれててもダメだね・・・
お兄ちゃんは・・・っと・・・
って、お兄ちゃんのアバター名とか容姿分からないから、見つけられないじゃん!!
・・・困った。今日の夕飯の時にソードアート・オンラインを買った事を話そう。
そしてお兄ちゃんのアバター名を聞いて、ゲーム内で会う約束を取り付けよう。
我が家の食事の支度は、私とお兄ちゃんとスグの3人が交代で行っている。
交代と言っても、3人でローテーションを組んでいる訳では無く、
お兄ちゃ
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