第十五話 ジライヤの危機!立ち上がれハッピー!
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手だった。
「うえ〜・・・見つかんないよ〜」
楽珍に一杯食わされたと思ったみゆきはがっかりしながら土手にへたり込むと・・・
「ぶるるるるる」
「?」
何やら馬の鳴き声が聞こえ振り返るみゆき。するとそこには白馬の姿が・・・
「?あなたは・・・」
「おお・・・君は」
みゆきが白馬を見上げると背に跨るフクロウ男爵の姿が・・・
「フクロウ男爵さあああああん」
「!?」
感激のあまり合って早々フクロウ男爵に泣きつくみゆき。
フクロウ男爵が兜を取りみゆきの隣に腰かけると事情を聞いた。
「なるほど・・・」
頷くフクロウ男爵。深刻そうな顔をするみゆきに対しフクロウ男爵は自分の考えを述べてみた。
「ユーはジライヤをパーフェクトなヒーローだと思っているのか?」
「え?けどジライヤさんがいれば・・・」
「それはユー達がいるからだ?」
「どういう・・・」
「一度ジライヤを離れた場所から見てみるんだ・・・」
そう言ってフクロウ男爵が白馬に跨り去って行ってしまった。
フクロウ男爵の言葉に疑問を抱くみゆき。
バッドエンド王国
「くそおおお!ジライヤの野郎ぉぉぉ」
ウルフルンが今までのジライヤに飲まされた煮え湯を思い出しイライラしているとジョーカーが背後に現れた。
「おやウルフルンさん?」
「げ!ジョーカー?」
「我々はどうやらジライヤを侮っていたようですね・・・今までジライヤには青っ鼻をぶつけていましたが・・・どうやら赤っ鼻が有効のようですね・・・何故なら」
ウルフルンの耳にひそひそと策を言うジョーカー。するとウルフルンの耳がピクリと唸り上機嫌で出陣するのだった。
七色ヶ丘商店街へ向かう道
「♪〜♪〜」
何やら幸せそうに夕飯の買い物に行く闘破の姿・・・完全に家政婦である。
「今日は〜何しようかな「ジライヤ」ん?」
誰かに呼ばれて振り返るとウルフルンの姿が・・・
「ウルフルン!性懲りも無く出てきやがって!」
「うるせぇ!ジライヤ!今日はテメエを倒す秘策を用意してきたからな!」
バットエンド空間を発動させ赤っ鼻を構えるウルフルン。
「出でよ!アカンベェ!」
近くのゴミ捨て場に置いてあった恐竜の人形に憑依し恐竜アカンベェが誕生した。
「行くぜ!バットエンド王国!!」
闘破が手甲を・・・ベルトを・・・マスクを・・・アーマーを・・・磁光真空剣を装着し戦う姿となった。
「戸隠流正統!・・・ジライヤ!!」
「あ・・・ジライヤさん?」
フクロウ男爵と別れた帰り道に闘破を見つけたみゆき。
恐竜アカンベェを見てすぐに駆けつけようと思ったが、
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