魔法先生ネギま!
0411話
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ない」
そういう風に神楽坂を言いくるめ、俺達はその24万ドラクマをネギへと賭けて50万ドラクマ程度まで増やすのだった。
……ちなみに、この資金は魔法球のようなマジックアイテムを買う時に使う資金だったりするのは神楽坂達には内緒だ。
そしてネギと小太郎と合流し、さてこれからどうするかという時に小太郎が次の試合を見て気が付く。
「おい、ネギ。カゲタロウや」
「え? あ、うん!」
小太郎の言葉に、急いで試合が見える場所へと向かうネギ。
その名前に聞き覚えの無かった俺は小太郎へ視線を向ける。
「誰だ?」
「ほら、こいつがグラニクスで最初にインタビュー受けた時あったやろ。その時に強い奴はどんどん掛かって来い、みたいに言ってな。それで街中であいつに襲われて腕をちょん切られたんや」
「……随分とバイオレンスな活動をしていたんだな」
まぁ、キズクモでの闘技場でも脚を太股からバッサリと切断されている奴とかいたし、そう珍しい話でもないのか。
俺と小太郎、ネギ。そしてその場にいる殆どの視線が集まっている中でアナウンスが流れる。
『予選Dブロック決勝、南の門から入ってくるのはボスポラス代表のカゲタロウ選手です!』
それにしてもカゲタロウ? どこかで聞いた覚えが……
脳裏を過ぎったのは、俺以外にもソロで参加しているという人物がいるとリュボースに聞かされた事だった。
「あぁ、そう言えば俺の他にもソロで出場してる選手がいるって話だったが……そいつの名前がカゲタロウって言ってたな」
視線を闘技場へと戻すと、そこには当然とばかりに1人で闘技場に立っているカゲタロウの姿が。なるほど、リュボースの言ってたのはこいつか。
そう思った瞬間、アナウンサーの声が再び闘技場内へと響き渡る。
『これまでタッグ戦のナギ・スプリングフィールド杯を1人で戦って同じくソロ出場のアクセル選手共々話題を掠ってきたカゲタロウ選手。ソロでの出場はこれまでにも例がありましたが、2組がここまで勝ち残っているというのは非常に珍しいです。ですが、カゲタロウ選手。さすがにここから先を1人で戦い抜くというのは厳しいと判断したのか遂にパートナーをエントリー。その人物は伝説の傭兵剣士にして、自由を掴んだ奴隷拳闘士。そしてあの紅き翼の一員でもある……』
「……おい、これってもしかして……」
アナウンサーの紹介に、小太郎が思わずそう口に出し……
『ジャック・ラカン選手です!』
わああああああああああああああああああああああああああああ!
さすが魔法世界の英雄と呼ぶべきなのだろう。ラカンが出て来たその瞬間、観客達がこれまでにない程の歓声を上げる。
「何やて!?」
「えぇっ!?」
「ちょっ、待て!?」
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