暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0411話
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続く、Aブロック予選決勝戦。俺は試合開始早々グリを召喚して亜人と魔族の2人組をあっさりと気絶させたのだった。
 ……正直、物足りない戦いだった。勿論魔法世界中からそれぞれの代表が出てくるだけにその質が一定でないというのは理解していたつもりだ。だが、1回戦、2回戦共にキズクモの決勝で戦ったシルやラナよりも弱いとなるとさすがにテンションを保つのも難しくなってくる。
 正直、リュボースとの契約が無かったら旧オスティアの廃都にあるというポートゲートを探しに行くのに着いていった方が面白かったかもしれない。
 ちなみに旧ゲートポート探索組は早乙女、朝倉、相坂、長瀬、古菲、茶々丸、美砂、円の合計8人だ。何やら長瀬がネギと仮契約して出て来たアーティファクトがマントの中に家があって住めるようになっている状態だとかで、それ程運動神経が良くない面々もそっちに加わっている。
 尚、千鶴も能力的にそちらに参加するかどうか迷っていたようだが、今日の賭けで勝てば大河内、和泉、夏美の3人を奴隷から解放する為の資金が貯まるという事で、申し訳なさそうにしながらもこっちに残る事になった。

『噂のグリフィンドラゴン。それも突然変異の個体ですが、噂に違わず強力な個体でした。これにてアクセル選手は予選Aブロックの代表として本戦へと進む事になります。本戦にてどのような戦いをするのか……その底知れない実力に期待したい所です』

 アナウンサーの声を聞きながら、グリの召喚を解除して元いた場所へと戻してから闘技場から出て行く。
 すると通路では当然のようにリュボースが俺を待っていた。

「おめでとうございます」
「まぁ、あの程度ならな。実際、これならキズクモでの決勝の方がレベルが高かったぞ」
「そう言われると嬉しいですね。それはともかく、先程の放送でも聞こえていたように次からはいよいよ本戦となります。頑張って下さい」
「せめて戦い甲斐のある相手ならいいんだが……まぁ、契約は守るさ」
「そうして下さい。では、私は色々と用事がありますのでこの辺で失礼します」
「用事? 俺の書類がどうとかいうのはもう終わったんだろう?」
「はい。それは終わりましたが、このナギ・スプリングフィールド杯は魔法世界中から拳闘士や拳闘士団。あるいは闘技場を経営している者達が集まってきます。キズクモの闘技場を継ぐ予定の私としては、この機会に出来るだけコネを作っておかなくてはいけないので。何しろ、父に念をいれられてますし」

 なるほど、リュボースが俺のマネージャーとしてオスティアに来たがっていたのはそういう訳もあったのか。まぁ、俺には関わりないが闘技場の跡継ぎとしては当然なのだろう。

「分かった。俺も色々と用事があるからな。本戦の開始は3日後でいいんだな?」
「はい。では、お疲れ様でした」

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