それぞれの世界、それぞれの始まり
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づき咳払いをしていい直した
「こほん……待ってやがったぜ」
「もういい、わかった」
アクセルは目の前のラミアが『こちら側』のW17だと言うことに笑いを隠しきれなかった。それを見て、ラミアは顔には出さなかったがむっとしながらアクセルを見ていた。
「さて、それで何から話ししようか?」
アクセルは皆に問い掛けた。
「では、まずアクセル・アルマーそしてラミア・ラブレス……君に改めて聞こう……名前と所属は」
「……ラミア・ラブレス、正式名所W17……元連邦軍特別任務実行部隊・シャドウミラー」
「アクセル・アルマー所属元地球連邦軍特別任務実行部隊・シャドウミラー特殊処理班隊長……そして現地球連邦独立部隊ロンド・ベルで階級は中尉だ」
アクセルとラミアはそれぞれ順番に自分の所属を言っていった。
「二つとも聞いたことがないが」
真っ先に反応したのはテツヤだった。テツヤは自分の聞き覚えの無い単語が二つあった。『シャドウミラー』と『ロンド・ベル』、地球連邦と言うのであれば自分が知らないはずもない。もしかしたら極秘に作られた部隊かと思ったが、特別任務実行部隊に独立部隊であればどちらかは、聞いたことがあるはずと思った。
「だろうな、俺はこの世界の住人ではないからな……ラミア、お前もそうだろ」
淡々と語るアクセルとラミア。聞かれたラミアも簡単に頷いた。
「ええ」
理解に追いつけないのか、周りは軽くパニックを起こしていた。
「おいおい、それはなんでもありえねーよ」
イルムのように理解できなくアクセル達が言ったことを否定したり
「おい、アクセル!適当なことを言っているんじゃね!」
カチーナのようにふたりが適当なことを言っていると思っているものがいた。
「キョウスケ・ナンブ……貴様なら、わかるだろ?」
アクセルは冷静に、キョウスケの方を向いた。
「つまり、アクセル、お前はあのアクセル・アルマーは自分であり、自分でないと言うとこか?」
キョウスケは自分が闘ったアクセル・アルマーについて思い浮かべた。
「ああ、あれはラミアたちのアクセル・アルマー、つまり俺だ、これがな」
キョウスケの言葉に少し納得したのか少し静かになった。その時通信が入った。
「それは本当のことだ」
その通信はクロガネからだった。そして通信の主はギリアム・イェーガだった。
「その声はヘリオス・オリンパス!?」
真っ先に反応したのはラミアだった。自分の重要な任務の一つであるヘリオス・オンリパスの捕獲内にあるデータが反応した。
「……そうか、やはり君たちシャドウミラーは私がいた世界のシャドウミラーだな……アクセル、君は記憶を失っている時私を知らないと言ったが今の君はどうだ?」
ギリアムの問いにアクセルはギリアムを見つめながら、
「俺は記憶をな
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