一話
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「…パイモンと一緒に何所かに行くって聞いたあたりから」
「私とした事が、ご無礼を」
「申し訳ありませんっ」
三人が白状し、リウイは少々呆れたが三人は逆に非難した。
「大体、リウイも悪いわよ。パイモンとコソコソと話をして、そいつが何をしたのか忘れたの」
「その通りですリウイ様」
「あの、えっと」
リウイは相変わらずの三人を見て笑った。
「三人共、心配なら一緒について来い。それならいいだろう」
その言葉を聞き三人は喜んだ
「もっちろん!」
「それなら構いません」
「はい!」
その様子を見たパイモンは四人に向き直った
「では、一月後にその空間に入りましょう。一応言っておきますが、一度入ると戻るのは私でも困難そうなのですが、如何いたしますか」
その言葉を聞き、三人はパイモンを睨みつけた
「ついて行くわよ、あんたとリウイを二人きりにしておく方が心配よ」
「その通りね、たまにはいい事言うじゃない」
「私はご主人様について行くだけです」
三人の意志の固さを知り、リウイは旅の支度をする様に命じ、しばらく国を空ける事を息子らに教えた。
孫娘のリフィアは自分の同行を願ったが、帰還の困難さを考え、何時もは彼女に甘いリウイもその要求を受け入れなかった。
霞の祠 転移門
「ここです、この門をくぐると別の世界に移ります。準備はいいですね」
「ああ、構わん行くぞ」
そして、リウイは使い魔と三人の部下、パイモンを連れ旅立った。
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