第137話 命の大切さ
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2本の聖剣を持ってものすごい速さで駆け出し、
リョ「2剣流・・・速刀殺切ッ!!」
ミモリは赤い葉っぱを投げつけると、
ミ「赤葉!」
すると葉っぱが燃え上がり、リョウの体を包み込んだ。
リョ「ぐぉあああああっ!!」
ル「リョウ!」
ミ「アハハハハハッ!そのまま燃えキャアアアアアッ!!」
キャ「お客様、こんな感じで、いかがでしょうか?」
ミモリの背後からキャンサーが愛用のハサミでミモリの桃色のセミロングが、ショートに変わる。切られた桃色の髪の毛は地面に落ち、風で飛ばされた。
ミ「このエビカニ男ッ!よくも私の髪の毛を台無しにしてくれたわねっ!!」
な、なんか、さっきとキャラが全然違うような・・・?ミモリは黄色い葉っぱをキャンサーに向かって投げつけた。
ミ「黄葉!」
すると葉っぱから電撃が走る。
ル「キャンサー、避けてっ!」
ミ「逃がさないわよっ!!」
電撃はキャンサーが避ける前に太い稲妻になり、キャンサーに向かっている。私はとっさに両手で目を覆っちゃった。恐る恐る目から手を離すと・・・
ミ「なっ!?」
ル「リョウッ!」
リョウが2本の聖剣で稲妻を防いでくれた。リョウがいつも着ている緑色の着物と黒い袴はところどころ焦げた跡がある。さっきの炎で少し焦げちゃったのね。
リョ「大丈夫か?カニ?」
エ「助かったエビ。」
リョ「そうか。」
リョウはキャンサーに笑いかけた後、視線をミモリに移動させる。その時のリョウの顔は、ナツ以上に目を吊り上げて睨みつけ、エルザやユモ以上の真っ黒い怒りのオーラを噴出していた。
ミ「!」
ル「リョ・・リョウ・・・?」
睨みつけられたミモリはもちろん、さすがの私までリョウから後ずさりする。
リョ「1部の女は、「髪の毛は命」って言う奴がいるけど、ど〜せ切ったって、すぐにまた生えてくるだろ。本物の命は、一度消えたら二度と生えてもこねぇし、取り戻せねぇ。」
リョウは1歩1歩、ゆっくりミモリに歩み寄る。逆にミモリは1歩1歩、ゆっくりリョウから遠ざかる。
リョ「お前等は、もっと、命の大切さと、宇宙のありがたさを基礎から学び直せっ!!!」
そう言うとリョウは、3本目の聖剣を口に銜え、2本の聖剣を握り直すと、
リョ「3剣流・・・銀天嵐切ッ!!!」
銀色の光を纏った『銀覇剣』と、水色と灰色の光を纏った『天力剣』と、吹き荒れる風を纏った『嵐真剣』を同時にミモリに―――
振りかざさなかった。
ミ「え
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