第137話 命の大切さ
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コロールの森は誰もいなくなったみたいに、し〜〜〜んと不気味なくらい静まり返っている。な、なんだか寒気が・・・
リョ「この静けさの原因も、『ブラックテンプラネット』なのか?」
宇宙にある10の惑星を『闇』に変える事が出来る伝説の闇魔法。元々は、10の惑星を『光』に変える為の魔法だったけど、この魔法を発明したとある科学者の過ちで暴走状態になり、封印するしか方法がなかったのよね。で、その封印場所が、このコロールの森のどこかなのよね。
ル「そういえば、『ブラックテンプラネット』を発明して、この森のどこかに封印した科学者っていったい誰なの?」
リョ「詳しい事は俺にも分からねぇけど、その科学者はめちゃくちゃ有能な科学者で、実力のある魔道士でもあって、マグノリア出身の人らしいぜ。名前までは分からねぇけど・・・」
ず、随分詳しく知ってるじゃない・・・その時、
ミ「その科学者の名は、ギンガ=P=ノービリ。主に宇宙の謎を長年追求してきた科学者よ。」
ル&リョ「!」
驚いて振り返ると、悪戯っぽい笑みを浮かべたミモリが私達の背後にいた。リョウは私の前に立ちはだかると、
リョ「今の話、本当なのか?」
ミ「さぁ?あなたが信じたかったら信じればいいし、信じたくなければ信じなくていいわよ。」
うわっ!こうゆう性格の人なのね・・・リョウは腰から聖剣を1本抜いて、刃先をミモリに向けると、
リョ「お前等のボスはどこだ。トーヤの魔力を返せっ!」
ミ「ここにはいないわ。もう『ブラックテンプラネット』の封印場所にスバルと一緒に向かっているはずよ。」
ル「えっ?スバルと一緒に・・・?」
私が疑問に思った事を口にすると、ミモリはエメラルドみたいな瞳を大きく見開き、左手で慌てて口を塞いだ。それを見たリョウは右口角を上げると、
リョ「なぁ〜るほど。言ってはいけない事をつい口に出しちゃったみてぇだな。」
という事は、スバルがチェスと一緒に『ブラックテンプラネット』の封印場所へ向かっているって事だから・・・
ル「『ブラックテンプラネット』の封印を解く為には、怪物召喚と、スバルが必要って事!?」
ミ「!」
ミモリは更にエメラルドみたいな瞳を大きく見開く。図星みたいね☆
リョ「お前が口が固くなくて助かったぜ。」
ミ「こ、これ以上は絶対に言わないんだからっ!そんな事より、ここで会ったら100年目!私と勝負よっ!」
まだ100年も経ってないけどね・・・
リョ「こっちは宇宙の危機と仲間の命が掛かっているんだ。本気でいかせてもらうぜ。」
「本気」ってリョウは言ってるけど
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