魔法先生ネギま!
0410話
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なら他の奴等よりは何かあっても対応がしやすいしな」
「アクセル君、気をつけてね」
ネギの心配そうな声を背中に受けながら、再度影のゲートを展開して沈み込んで隣の部屋へと慎重に姿を現す。
「……特に何もない、な」
部屋の中に毒が広まっている訳でも無く、あるいは部屋の中に身を現した瞬間に植物に攻撃をされる訳でも無い。
……何を狙っての植物だったんだ?
既にあの時に召喚された植物も部屋の中には無くなっている。部屋にあるのは、気を失っている調のみだ。植物の残骸すらも残っていない。
嫌な予感を覚えつつも調と近づいていき……思わず深く溜息を吐いた。
何が狙いだったのかがはっきりと分かったからだ。現在の調は呼吸をしていない。かと言って死んだのかと言えばそれも違う。身体に魔力が残っている状態を見るに、恐らく仮死状態なのだろう。
つまり、調の狙いは自分を仮死状態にしてこれ以上の情報漏洩を防ぐ事にあった訳だ。で、あの植物がその為に必要なものだったんだろう。
「……やられたな」
部屋の中に俺の声がぽつりと響いた。
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