魔法先生ネギま!
0410話
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屋から廊下へと脱出し、俺もまたその後に続く。そして廊下に出た後に思い切り扉を閉めて植物がこっちへと入って来ないようにする。
数秒、部屋の中で何やら蠢くような音が聞こえてきたが、それもやがて収まった。
それから念の為に数分程待機し、調を尋問していた部屋から特に植物が溢れ出てくる事がないというのを確認してネギ達と顔を合わせる。
「ちょっと、今の音は何!?」
騒いでる音が聞こえたのだろう。神楽坂を先頭にして飛行魚に乗っていた者達がこっちへと向かって走ってきた。
「尋問中にちょっとな」
「……もしかしてあの人を相手にして乱暴な真似とかしてないでしょうね?」
「いや、そういうのをするしない以前に何やら植物を操る能力を使われてな。で、俺達は急いで部屋の外に出たんだが……中はどうなってることやら」
影のゲートで部屋の中に転移するか? と思ったところで、朝倉の肩の上に乗っている人形を見る。相坂が憑依しているものだ。
「な、なんでしょうか?」
俺と目が合ったのを理解したのだろう。尋ねてくる相坂と閉じられているドアへと視線を向ける。
幽霊ならいける、か?
「相坂、ちょっと中の様子を見て来れないか?」
「え? わ、私がですかぁ!?」
「あ、なるほど。さよちゃんなら物理攻撃無効化出来るから植物がどうとか関係ないかもしれないわね……でも、魔法が来たら危ないから私のアーティファクトに行かせるよ」
朝倉がそう告げながら、パクティオーカードでアーティファクトを召喚する。
すると次の瞬間には、朝倉の周囲へと6台の機械っぽいものが浮かんでいた。
「へっへー。凄いでしょ。渡鴉の人見っていうアーティファクトで偵察に特化してるスパイゴーレムだよん」
「いや、確かに助かるが……ネギと仮契約したんだな」
「え? あ、うん。さすがに魔法世界でこういう事に巻き込まれちゃうと安全の為にもね。で、中にどうやって突入させる?」
「その辺は俺に任せろ。1台借りるぞ」
朝倉に断り、ゴーレムを1台手に取って影のゲートへと身を沈めていく。
そして調を置いてきた部屋へと影を通して移動して部屋の中へとゴーレムを放り込んでネギ達が集まっている部屋の外へと戻る。
「……影のゲートとか、便利ねぇ」
影から身を現した俺へと朝倉が羨ましそうにそう言い、思わず苦笑する。
「便利そうに見えても色々と大変な部分もあるんだがな」
炎の魔法に比べて、影槍術に対する熟練度はそれ程高くない為に影のゲートでそれ程遠距離へと移動は出来ないのだから。
そして中で何が起きているのかというのはすぐに判明する。
「一応、中に危険はないみたい。あの調って人は寝てる……のかな?」
「ならまずは最初に俺が入ってみるか。今の俺
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