魔法先生ネギま!
0410話
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け、フェイトが成長したような相手を含む幹部を倒していく。そして全ての者達を倒したと思ったその瞬間、完全なる世界の本当の支配者である『造物主』が姿を現し、瀕死の状態の紅き翼の面々の中でナギとゼクトは力を振り絞って最後の戦いを挑み……勝利して凱旋をするのだった。
「ま、こんな所だ。大体奴等の正体が分かっただろう?」
「まぁな。にしても、完全なる世界か。また大仰な名前だな」
もっとも、大仰な名前という意味では俺達シャドウミラーもそう大して変わらないんだがな。
その後はアリカ王女とネギの関係や、戦争終了後の事で話が盛り上がるのだった。
その話の流れで長瀬とネギが仮契約を結んだり、早乙女が古菲に仮契約を結ばせようとしたりして時間が過ぎていく。
そしてそれも一段落して、ようやく調からの情報収集が始まる。
「用意はいいか?」
「はい」
現在、部屋の中にいるのは目と耳と口を俺の影により封じられている調と、情報を集めるには最適なアーティファクトいどのえにっきを持つ宮崎。そしてそのマスターであるネギと、一応念の為という事で俺が控えている。
宮崎が頷いたのを見て、耳の部分を覆っていた影だけを影精へと戻す。
それを確認した宮崎は、指先に何らかのアクセサリを付けて口を開く。
「我、汝の真名を問う」
その声が聞こえたのだろう。調がピクリと動く。
……そう、調というのはやはりコードネームか何かだったらしく、いどのえにっきでは内心を読めなかったのだ。
「ブリジット・Bさん。まずは貴方の仲間にどんな人がいるのかを教えて下さい。……なるほど、暦、環、?、栞、月詠という5人がいるんですか」
……やっぱり月詠はフェイトに付いていたのか。街中での戦闘で桜咲が戦ったと言ってたから予想は付いていたがな。
そんな風に思っている俺の横で宮崎の質問が続けられる。
「暦、環、?、栞という方達の戦闘能力を詳しく教えて下さい」
この時点で自分が現在どういう目に遭っているのかが分かったのだろう。何やら唸りながら身体を激しく暴れさせる。
「暦という人が猫型の亜人で、獣化が可能。アーティファクトは時の回廊という名前で、空間や時間に干渉可能という物ですね。環という人は竜族の亜人で竜に変身可能。アーティファクトは無限抱擁という無限の広がりを持つ閉鎖結界空間ですか。焔という人は、発火能力者で炎精霊化が出来る訳ですね。アーティファクトは……」
宮崎がそこまで読み上げた時だった。
「んーーーーーーーーーっ!!」
調が一際高く呻き声を上げ、次の瞬間には飛行魚の部屋である筈の床から何らかの植物が姿を現す。
「ちぃっ! ネギ!」
「分かってる。のどかさん!」
俺の叫びにネギが宮崎を掴んだまま部
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