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とある星の力を使いし者
第91話
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して治療するなどにして使われる。
麻生はその飛針を飛び交う弾丸の間を縫うように放つ。
飛針はまるで吸い込まれるように一つのマシンガンの銃口の中に入って行く。
次の瞬間、飛針が入ったマシンガンは内部で暴発してボン!!という音を立てて爆発する。
銃が暴発して、銃を持っていた手が吹き飛び、男の叫び声が施設内に響く。
他の男達がそれに一瞬気を取られている内に、麻生は何本も飛針を創ると銃口に向かって投げつける。
ボンボンボン!!、と次々と銃が暴発していき、最後には銃を構えている者はおらず、五体満足なのは八雲とAIMジャマーを持っている八人の研究者だけだ。
他の男達は自分の手を押えて地面にのた打ち回っているか、気絶しているかの一つだ。
麻生が指を鳴らすと、今度はAIMジャマーがビビビビ!!!、という異音を放った瞬間に爆発する。
その爆発の衝撃で研究者達は気絶してしまう。

「な、なにを・・・・」

訳が分からないといった表情をする、八雲。
麻生は面倒くさそうな表情をしながらゆっくりと近づいて行く。

「簡単な事だ。
 AIMジャマーから流れる特殊なジャミングの電波を感じ取って、逆算してその機械の内側から破壊できるように、妨害電波を送っただけだ。」

「お前は・・・何者なんだ?」

ジリジリ、と後退しながら八雲はさっきと同じことを聞いた。
あの時と違うのは、八雲が完全に麻生に恐怖しているという事だ。

「何度も言っているだろう。
 ただの助っ人だ。」

その言葉と同時に、八雲は腰にあるハンドガンを取り出そうとする。
だが、それよりも早く麻生が近づきハンドガンを持とうとする手に手刀を入れる。
その衝撃でハンドガンがコンクリートの地面に転がる。
そのまま空いている右手で八雲の顔面を捉えると、そのまま壁に叩きつける。
こうして、学園都市にテロ行為をする前に「外」の部隊は鎮圧されるのだった。






「さて、お前に二、三聞きたい事がある。」

八雲の身体を壁にぶつけたまま質問する。

「お前達はこの学園都市の生徒数十名を拉致したはずだ。
 どこへ収容している?
 言っとくが、嘘をついてもすぐに分かるぞ。
 一応、俺はお前の脳の記憶を覗く事はできる。
 それをしないのは、お前の記憶なんてできる限りは見たくないから、こうして質問しているだけでその気になったらいつでも覗く事もできる。」

「し、知らない。」

「どうやら、まだ分かっていないみたいだな。」

「本当だ!!本当に何も知らないんだ!!
 俺達は確かにこの学園都市にテロ行為をする予定だったが、子供を拉致する計画はなかった!!
 本当だ、信じてくれ!!」

必死に訴えてくる八雲の眼を見た麻生は嘘をついているように見
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