第89話
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間移動して二人の前に現れる。
二人は麻生が突然やってきたのを見てひぃ!!、と声をあげる。
「さて、お前達には色々聞きたい事がある。」
「お、俺は何も知らない!!
この計画を考えた首謀者はもう一つの施設に向かっている!!」
「それはなぜだ?」
「何でもそっちの方の暗部の組織には一人だけ超能力者がいるって情報を聞いたからだ!!
AIMジャマーの数も人数もさっきよりも多い数が送られている!!
なぁ、情報は教えたんだから見逃してくれよ、頼む!!」
「お前達は俺達を殺そうとした。
それは俺達に殺される覚悟があってやったんだろう?
だったら、それ相応の仕返しはしないとな。」
麻生は両手を握り締めると、右手で研究者を左手で装備を固めた男の顔面を殴りつける。
「よかったな、俺が愛穂との約束がなかったらお前ら死んでたぜ。」
麻生は顔の形が歪み気絶している男達に向かって言うのだった。
そこから麻生は海原達がいる所に空間移動する。
「あなたって実はとんでもない能力者だったのね。」
AIMジャマーの影響が無くなったのかまだ軽く痛むのか少し頭を押さえているが話せるまで回復した結標が麻生に話しかける。
「俺はただの一般人Aだ。」
「それより、あの男達は何か言っていましたか?」
結構重要な事なんだけどな、と軽く呟きながら麻生はさっき聞いた情報を海原に伝えた。
「なるほど、これよりも多い人数がもう一つの施設にいるという訳ですか。
それも首謀者もそちらにいるみたいですね。」
「どうする?俺みたいな能力者があっちに居れば問題ないと思うが。」
「あなたみたいな能力の持ち主が、そこら辺にごろごろいたらそれはそれで面白そうですけどね。
冗談はさておき、下部組織に連絡したのでもうすぐ彼らを回収しに来るでしょう。
問題は首謀者はあちらの施設にいる事です。
此処から車を走らせても二〇分はかかります。」
「それじゃあどうするのよ。
もしかして私の能力で移動するとか言わないわよね?」
「そんな危険な事はしませんよ。
簡単な事です。
車よりも速く移動すればいいだけですよ。」
その言葉を言ってから海原は麻生の方を見てにっこりと笑った。
その笑顔を見た麻生はとてつもなく嫌な予感がしたのだった。
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