暁 〜小説投稿サイト〜
Black Engel and White Engels
魔法少女はじめました
エイブル・アーチャー1999
「その日、公園にて」
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ょうか?
私はとりあえずその状況を確認するしかありません。
「どういうこと?」
「僕の国はこことは違う世界にあったのだ。あるとき、突然現れた“チェルノボグ”帝国の侵略によって、国は滅亡してしまった。僕の国を再建するには、この世界にあるという“ショワンウー”を使わないといけないのだ・・・僕はそれを探しに来たのだ。」
なんでしょう?この少女漫画の世界は?一体いつからこの世界は、いえ、そもそもこの話は別の世界での出来事なので関係ないかもしれませんが、そんな正義の味方と悪の組織が戦う世界になったのでしょう。
いえいえ、現実を考えるなら、おそらくその世界の帝国が送り込んできたと思しき異形の生物と、現にここにいる狐は戦っていました。つまり、この狐を信頼するなら、目の前の生物が敵ということになります。私は、この子を信頼することにしました。
「わかったわ。契約しましょう。」
そう言うと、私の周囲に柔らかい光が出てきて、私の体を包みます。
次の瞬間、私の服装が変化して、黒とグレーを基調にしたアウター、グレーを基調にした蝶ネクタイに同じ色のスカート、黒のシャツにボウタイそして黒のタイツというスタイルに変化しました。そして、左腕には盾。
「ちょっと!なんでイージスがあるわけ!?」
双眼鏡で状況を監視していた私は絶叫しました。なんで、別の経緯で魔法少女になった私と百合ちゃんが同じ装備をしているわけ?
「落ち着いて、絵里ちゃん。異形の生物が行動を再開しそうよ。」
リニスの落ち着いた声に冷静になった私は、双眼鏡を異形の生物に向けます。ATMが命中した当初は軽微な行動だったものが、徐々に元の動きへと戻っていくようです。
「第二次攻撃準備。」
そう言って、私はLMATの火薬量を通常の50%にしたATMを発射機に装填しました。
「化学防護班、編成終了。あと5分で府中基地に送り込めます。」
分隊用通信機からケイトの声が聞こえます。
「了解。こちらは現在、
敵
(
異形の生物
)
と交戦中。ただし、相手には気づかれていない。現状を維持するため、増援は不要。繰り返す、増援は不要。」
後ろで、触手が私を狙ってくるのが分かりました。
「マジカルアロー!」
なぜかすんなり出てきた技名を言って、私は発生させた弓から光の矢を触手に向かって撃ちました。触手がちぎれ、相手が、敵が悲鳴を上げます。
その隙に、私は相手の懐深く飛び込んで、攻撃を仕掛けます。
「スティンガー!」
そう言って、私は光の刃を発生させて、相手の体を切りつけます。
血液ではなく、黒い煙かオーラのようなものが体から吹き出します。
スティンガーで相手を行動不能なまでに傷を負わせて、私は元いた位置に戻ります。
「これで終わりよ。ハイパーアルティメットビーム!」
発生させた弓から、
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