デート
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ゃあ行きますか」
四人は席を立ち、買い物に繰り出した。
「今日は楽しかったねー」
帰りのモノレールの中でシャルロットがしみじみといった様子で言うと、セシリアたちも頷いて同意した。
「それにしても響さんの眼鏡姿も様になってましたわ……」
頬に手を当て、うっとりとした表情を浮かべるセシリアの手には四人で撮ったプリクラがあった。その中の一枚に、眼鏡姿の響が写っている。
実際眼鏡をかけるとかなり知的な雰囲気が漂っている。
「ったく……まさかそれで伊達眼鏡買わされるとは思わなかったぜ」
そういった響の胸元には伊達眼鏡が下げられている。
「だが似合っていたのは確かだぞ響」
「そうだけどよ……でもお前らそれを見せびらかしたりしたらタダじゃおかねぇからな?」
ドスを聞かせた声で告げる響に皆が引きつった笑いを浮かべる。
……こいつ等絶対どっかに貼る気だったな。
内心でため息をつく響だった。
三人と別れ、そのまま部屋に戻った響を待っていたのは、
「おっかえりー!」
半裸の状態で待ち構えていた楯無の姿だった。
「……」
「あーちょっと待った待った!! 何で無言でドアを閉めるの!?」
「いやなんか見たくないものがいたなって思って」
「ひどっ!? 見たくないものって結構ひどいよ!!」
響の言葉に抗議の声を上げる楯無だが、表情を見る限りそこまでは傷ついていないらしい。
「んで。今日は何の用事だ楯無」
閉めようとした扉を再度開き、自分の部屋に戻りながら響は楯無に問うた。
「ん、えっとね。この前響ちゃんがボーデヴィッヒさんを助けたじゃない? そのとき使った武装について教えて欲しいなーって」
「武装? ああ、神炎ノ御手のことか。アレは篠ノ之束から勝手にもらったんだよ、夜天月のときと同じようにな。能力はISエネルギーを全て無効にするらしいただし10秒間。因みに炎みたいに見えるのはエネルギーが燃焼してるからなんだと」
「なるほどね……他には?」
「んーっと、そういや人体には無害らしいな」
響の説明に納得がいったのか、楯無はうんうんと頷くと、
「まぁ大体のことはわかったわ。じゃあとりあえず……今日は私と寝ましょう響ちゃん!!」
「お断りだ、さっさと出てけこの露出狂」
「なっ!? 露出狂と来たか……! むー、わかったわよ今日はあきらめてあげる。でもまた来るからね!!」
捨て台詞を残しながら楯無は部屋から飛び出し、自分の部屋に戻っていった。
「まったく……騒がしいヤローだ。ふあ〜……今日は疲れたな。もう寝るか……」
響はそういうと寝巻きに着替え、ベ
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