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魔法少女リリカルなのは?ああ、転生者がホイホイ来るあれね
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は内緒だ。

『そ、そうか…。ゴッフン、三人の転生者のうち、よく言うニコポだとかナデポだとかいう呪いの類いを持っとる奴はおらんな、共通して全員莫大な魔力を持っちょる。』

「ほうほう。」

メモに“ニコポナデポは無しと書き留め、次を聞く。

『後は…と。一人が高性能デバイス、一人は王の財宝(ゲートオブバビロン)とか言う四次元ポケットみたいなものと法具じゃの、』

「成る程…と、最後の一人は?」

続けてメモに“デバイス”、“四次元ポケット”、とペンを走らせる。

『最後の一人は…なんじゃったかのう?確か仮面なんちゃらだったような気がするぞい。』

「“仮面ライダー”ね。」

仮面ライダー……か。
俺…じゃなかった私は趣味の中でも仮面ライダーが大好きだ、今でも。
正直に言うと特典が仮面ライダーでも良かったぐらいだ、技の一号の様に必殺の技をやってみたかったし力の二号みたいに一撃必倒のパワーが欲しかった。
まぁ性転換だったから諦めたが。

『そうそう、その仮面ライダーじゃよ。他に聞きたい事はあるかの?』

「転生者の容姿と特徴よ」

メモにペンを走らせながら、ふと思いだした言葉がある。
《“力”はあくまでそれ単体では正義でも悪でもないただのエネルギーに過ぎない。要は使い方だ。》
という言葉だ。私の叔父がよく使っていた言葉で、叔父は自衛隊員だった。

“転生特典”もそう。
悪用する人もいれば何かを守ったり、あくまで自衛にしか使わない人もいる。
様々な形へと変わり、使われているのだ。

「(…いや、私の場合はただのエゴか、良い人ぶっているに過ぎない。)」

私は既に自身の趣味の領域で“力”を手にしている。
……いや、もうこれについて考えるのはよそう。


『〜〜〜じゃよ、わかったかの?』

「へっ?」



考えごとにふけりすぎていて神の言う事を聞いていなかった私は、もう一度聞き直すのであった。








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