第136話 天気魔法
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ユ「2人共、土砂崩れに巻き込まれたんじゃ・・・!?」
サ「えぇっ!?」
急いで捜さないとっ!私とサニーは我武者羅に素手で土砂を掘り返した。
サ「ど、どうしよう・・・2人が、死んでいたら・・・・」
ユ「!だ、大丈夫だよ、きっと・・・」
口ではそう言ったものの、本当はすごく怖かった・・・も、もしも、2人が、グレイが、死んでいたら・・・?そう思うと涙が、震えが止まらなかった・・・その時、ガガッ。
ユ&サ「!」
私とサニーから少し離れたところの土砂が、少しだけ盛り上がっているのが見えた。ガガガッ。そこがそらに盛り上がっていく。もしかして・・・!私とサニーはそこに向かって駆け出した。私とサニーがそこに辿り着く前に、
グ「だっはーーーーーっ!!」
ユ&サ「ひゃあぁぁぁぁぁっ!!」
土砂の中から気を失ったレイニーを抱えた泥まみれのグレイが出て来た。
ユ「グレイッ!」
サ「レイニーーーッ!!」
私とサニーは2人に駆け寄った。
グ「あれ?ユモとサニー、何でここに・・・?」
サ「レイニーーーッ!!よかったぁ〜。」
サニーは気を失っているレイニーを力強く抱き締める。双子の絆はすごいなぁ〜。そんな事を思っていると、グレイと目が合った。すると、グレイが目を見開いて、
グ「ユモ!?ど、どうしたんだよいったいっ!?火傷だらけじゃねぇかっ!」
ユ「えっ?」
あ、そっか。さっきサニーの炎をまともに食らっちゃったんだっけ。今の今まですっかり忘れていた。
グ「血も出てるじゃねぇかっ!ったく、すぐに止血しろよっ!」
グレイは強引に私の右手を?むと、右腕から氷で止血し始めた。
グ「っ!」
時々顔を顰めている。たぶん、魔力が残り少ないんだと思う。それなのに・・・そう思うと涙があふれてきた。
グ「えっ?お、おい//////////////////」
ユ「・・・無事で、よかったぁ〜・・・・」
気づいたら私はグレイを抱き締めていた。
グ「し、心配、してたの、か?」
ユ「当たり前でしょっ!」
大切な人が死んだと思って、心配しない人なんているわけないよっ!私はしばらく涙が止まらなかった。
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サ「露出魔君、レイニーを助けてくれてありがとう!」
グ「俺は露出魔じゃねぇ!」
まぁまぁ。そんなに怒らなくても・・・
レ「サニーを助けてくれて、ありがとう・・・」
あれ?レイ
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