第136話 天気魔法
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態ィィィィィ!」
レ「露出魔・・・」
無表情で「露出魔」って言われてもな・・・とにかく、
ユ「私はサニー。」
グ「俺はレイニー。」
そう言って同時に駆け出し攻撃を仕掛けた。
グ「アイスメイク、戦斧ッ!!」
レイニーは俺の攻撃を音1つ立てずにかわすと、
レ「豪雨・・・」
今度は今まで降っていた雨がいきなり激しく降り始めた。地面はぬかるみ、至る所に水溜りが出来る。視界が悪くなる。
グ「くっそ!雨でよく見えねぇっ!」
顔に降りかかる雨を拭うが、すぐにまたビショビショになる。
レ「ていっ!」
グ「おふっ!」
いつの間にか目の前にいたレイニーが飛び膝蹴りで俺の顎を蹴り飛ばす。俺はぬかるんだ地面に突っ込み、泥だらけになった。ザザザザザザザザザザ・・・!俺は顔に付いた泥を拭う。つーか、
グ「雨、さっきよりも強くなってねぇか?」
レ「そうだね・・・」
反応薄ッ!
グ「ったく、うっとうしい雨だな。」
レ「!!!」
その時、すぐ近くで強大な魔力を感じた。
グ「な、何だこの魔力・・・!?ユモが怒りで爆発したのか?」
・・・いや、ユモの魔力じゃない。もっと近くで感じる・・・!今ここで俺に一番近くにいるのは・・・俺は後ろにいるレイニーを見る。すると・・・
グ「ぬあっ!?」
レイニーは小刻みに震えていて、大気も同じくらい震えている。しかも、雨も更に強くなっていく。
レ「・・ぉ・・・なじ・・・・」
グ「えっ?」
レ「ぉ・・お前も・・・同じなのかぁーーーーーっ!!!」
グ「ぬぉあっ!!」
いきなりレイニーは狂ったように叫び、俺に殴り掛かって来た。さっきの無表情無感情のレイニーとはまるで別人だっ!ど、どうしたんだよいったいっ!?
レ「俺の・・俺のせいで・・・!」
グ「!?」
レイニーは俺に殴り続けながら何かを話し始めた。
レ「俺のせいで・・・サニーは、傷ついた。俺のせいで・・・!俺が生まれた時は雨が降っていた。だから俺は雨男なんだ。俺がいるところはいつも雨が降っていた。だから俺は友達からも嫌われていて・・・ずっと一人ぼっちだった・・・・でも、サニーが生まれた時は快晴だった。だからサニーは晴れ女。サニーがいるところはいつも太陽が出ていたんだ。でも、俺とサニーが一緒にいるとなぜかいつも雨が降るんだ。俺だけが嫌われればいいのに、サニーも、嫌われた・・・」
いつの間にかレイニーは俺に殴り掛かるのを止めていた。
レ「俺達は街を追い出されて、途方に暮れていたところを、ボスに拾われたんだ・・・」
ザザザザザザザザザザ・・・!!レイニーの悲しみを訴えるみたいに、雨が更に更に強
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