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少年は魔人になるようです
第75話 少年は運命と出会うようです
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収束し―――

ドンッ!!

光の柱となって天に消えて行った。

Side out


Side ―――

―――パシィッ

「………………あれ?もう着いたんですか?」

「ええ、着きましたよ。ここが魔法世界です。」

「早っ!もう少しなんかあるかと思って期待してたのに!」

「フフ、あそこを上れば入国審査前に外を見られますよ。」

「よっしゃ、一番のりぃーーー!!」

「あ、パルずるい!待ってよー!」


ネギ達を包んでいた光は一瞬で晴れ、次の瞬間には同じ形のストーンサークルが現れた。

しかし周囲は草原ではなく、白を基調とした、如何にも"異世界のワープゲート"と言った場所だった。

アルビレオの進言に、居てもたってもいられないと言った様子で図書館島組三人とまき絵が階段を駆け上がり、

展望テラスへ飛び出る。そこに広がる風景―――


「すっ……ごー……い!」

「わっひゃぁー!いい、いいね!!流石ファンタジー世界!いやぁ来て良かった!

修業とかも面白かったけど、こういうのが見たかったんだよ!!」

「クジラが!超でっかいシャチとかイカも空飛んでるよ!マジ凄い!!」

「へっ、なんだこんなもんか。もっと現実離れしたメルヘンチック満載な場所かと思ったぜ。」

「何言ってんの千雨っち!この目の前に広がる光景を見てメルヘンだと思わないの!?」

「それこそ今更だ、何言ってやがんだ。あの学園も十分メルヘンだったろうが。

それに……あの街並み見りゃ分かる。ここは現実と同じ厄介で面倒なメルヘンの欠片も無い世界があるだけだぜ。

どっちにしろくだんねぇ。」


後から歩いて来た千雨も加わり、周囲の人に見られながらもギャーギャーと騒ぎ立てる。

同時、階下に残った者は全員入国審査のカウンターへ向かい、手続きを進めていた。

・・・そのカウンターで、ネギが受け付けのお姉さん達に握手を求められ、小太郎が蔑んだ目で見ている。


「ホンマお前っちゅー奴は………修業以上に女共とイチャコラせんと気ぃ済まんのかいな。」

「い、いや僕は何もしてないよ?少なくともこの件については――」

「「「「―――――!!」」」」


握手し終え話していたネギと小太郎、そしてアルビレオとゼクトの四人が、同時にそれに気づく。


「この、感覚は………まさか!」

「オイオイオイ、まさかんな訳無いやろ?一大事なんてもんやないぞ!!」

「くっ!ゼクト、上に行ったお嬢さん方を!!」

「アレ相手に三人か……!死なぬ事だけ考えよ!」

「ちょ、君達!此処での魔法使用は禁止されているんだよ!」


ネギ・小太郎・アルビレオはその場に留まり防衛
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