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少年は魔人になるようです
第75話 少年は運命と出会うようです
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やっぱり改めて見ると辛いですよ。

でも、それでいいんです。あの場所こそ僕の出発点で、終着点なんです。

………だから、皆に会えてよかった。スタンさん達に笑われないようにしないと!」

「ネギせんせー………。わ、私達も、精一杯頑張ります!」

「そうアル!もう自分だけの問題と思わない事アル!」

「あ、ありがとうございます、皆さん。」


・・・やっぱり、誰かと居るって言うのは心強い。こんな皆だからこそ、余計に。

愁磨さん、ノワールさん。あなた達くらい強くても、僕と同じ気持ちになるんでしょうか?

だったら―――


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
subSide フェイト

『フェイト、首尾はどうだ?』

「愁磨の真似をするなら、首尾は上々あとは結果を御覧じろ・・・って所だよ、ツェル。」

『お前もお巫山戯が入るようになって来たな……。喜ばしい事ではあるが。

段々と警戒も強まり、警備も強くなっている。一応気を付けるがよい。』

「・・・自分の"友"くらい信じなよ。じゃあ、また後でね。」


旧世界のある地点・・・魔法世界と繋がるゲートの一つ。こちらではストーンサークル、とか言うらしいね。

準備が第二段階に入った時点からツェルに頼まれてた事だけれど・・・いい加減面倒になって来た所だ。

態々旧世界側から入らないと、扉を閉じられないと言うんだ。


「・・・まぁ、これを終わらせればあと二つ。魔界化したオスティアとケルベラス渓谷の最奥。

どちらも旧世界人が一分と生きていられない場所だ。つまり―――」


―――ここを閉じれば、計画が成った後の憂いはほぼ無くなる。

僕の愛する人の悲願の為に。今日偶然居合わせた者達には、悪いけれどついでに死んで貰う事になる。


「・・・僕には関係無いね。行くよ、『不可能を冠する者(ヴァール・レミリエス)』『可能を関する者(デューエ・ルナミス)』。

我らが"王"の為に。」

Side out
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「やぁネギ君、皆さん、待っていましたよ。」

「クウネルさん!?と、あなたが案内役ですか?」

「巫山戯た名前かましよってからに……。其奴の本名はアルビレオ・イマ。

ワシはお初じゃな。名はゼクト。お主の父の師匠をやっとった。」

「と、と、父さんのお師匠さん!?あ、初めまして。ネギ・スプリングフィールドです。」


村から暫く歩くと、言われた通り大きな岩が見えて来て、そこに武闘大会て戦ったクウネルさんと小さい人が。

自己紹介され、皆さんの紹介もしておく。・・・ま、まさか
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